過長爪(かちょうそう)
症状
- 爪が伸びるのが早い。
- 爪が長すぎる。
原因
- 老化。
- 餌の栄養バランスが悪い。
治療
- 爪を切る。
- 栄養のバランスを見直す。
予防
- 正しい食生活。
アドバイス
人間と同じように爪が伸びるため、爪が長くなりすぎることがあります。
爪が長いだけでは死因にはなりませんが、事故が起こりやすくなり、健康や飼育方法のバロメーターになりもなります。
爪が短すぎると毛繕いできないため、爪の長さは体毛の長さに比例します。
そのため、ロボロフスキーハムスターは爪が長く、ゴールデンハムスターは爪が短いです。
爪はあまり硬くないため、歩いたり毛繕いしていると、適度に削れ、長くなりすぎると、自分で囓って長さを調節するため、普通は爪が伸びすぎることがありません。
折れることもあるため、一本だけ短いなど、長さが揃っているかも確認しましょう。
足を地面に着いているときに、ツメが長くて、指が横に曲がったように見えると伸び過ぎかもしれません。
伸びすぎの原因は、栄養が偏っていたり、ケージやカーテンをよじ登りやすいように長くしている、毛繕いができないくらい弱っているなどがあります。
毛繕いが上手くできなくなると、体の汚れが取れず細菌が繁殖しやすくなるため、病気が悪化することがあります。
ハムスターの爪は細いかぎ爪で、布などの繊維だけでなく、綿やキッチンペーパーも引っかかりやすいため、過長爪でなくても事故の原因になります。
過長爪になると、物に爪が引っかかり指の骨折や脱臼、体を引っ掻いて皮膚炎や外耳炎、角膜炎などの、怪我や病気が増えます。
爪切りをしてくれるペットショップもありますが、意外と難しく病気の発見はしてもらえないので、健康診断ついでに動物病院で切ってもらいましょう。
爪の切り方だけでなく、獣医師の保定方法などを間近で見られるチャンスです。
ハムスターを洗濯ネットに入れて爪を切る方法がありますが、絡まってパニックを起こすことがあるため、手づかみで爪切りができないのなら自分で爪を切ることはやめましょう。
爪にも血管が通っているので、短くしすぎると出血し、内出血すると爪が黒く見えることがあります。
かさぶたができたときに、爪を切ってしまうと余計に傷つけることがあるため注意しましょう。
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