ハムスターの病気の見つけ方(初級)
病気を発見しにくい理由
ハムスターは、病気を隠す生き物だと言われています。
ハムスターの天敵の動物も、無駄にエネルギーを使って狩りに失敗するより、簡単に捕まえられる餌を食べる方が楽なので、弱っていそうな相手を選びます。そのため、病気やケガで弱っていると、捕まえやすい相手だと思われるので、ハムスターは病気やケガを隠そうとしてしまうのです。
病気を隠すのはハムスターだけではなく、被捕食動物といわれる天敵や他の動物に食べられてしまう動物は、病気を隠すと言われています。また、群れを作る動物も、弱いと地位を奪われるので病気を隠すといわれています。病気だとアピールしてメリットはないので、病気が分かりやすいのは、誰かに頼ることができる人間くらいだと思って接しましょう。
その他に、初心者には表情が分かりにくい、隠れて行動することが多い、有効な検査が少ないなどの理由もあります。
健康チェックで発見
痛いのをガンバって隠そうとしても、生理現象などの状態は、症状として現れてしまうことがあります。体重の増減や下痢、脱毛などが、分かりやすい症状ですが、それらは病気の症状で、見つけやすい症状は病気がある程度進行していると考えて、対処はできるだけ早く行いましょう。
また、病気は早く見つければ見つけるほど、簡単に治る確率が上がり、ハムスターへの負担だけでなく、お金や時間の負担も軽くなります。
以下は、見ているだけで気がつくような簡単なチェック方法です。チェック方法は他にもいろいろあるので、詳しく調べたい場合は、病気データベースで探してみましょう。
より観察力があると、[ 上級者のチェック方法 ] 、[ 散歩中の健康チェック ] を参考に病気の早期発見できるかもしれません。
なついていないハムスターを捕まえて、無理矢理チェックすることは、間違ってもしないように。
全身に出る症状
毛並みが悪い、毛が抜けている。
[ 病気データベース > 全身に出る症状 ]
目に出る症状
色がおかしい。腫れている。目やにがある。
[病気データベース > 目に出る症状 ]
口に出る症状
歯が長い、短い。ほお袋に何か入っていそう。
[ 病気データベース > 口に出る症状 ]
耳・鼻に出る症状
耳が汚れている。耳がくしゃくしゃ。鼻が汚れている。
[ 病気データベース > 耳・鼻に出る症状 ]
手足に出る症状
曲がっている。はれている。爪が長い。
[ 病気データベース > 手足に出る症状 ]
腹・しりに出る症状
シッポ、おしりが汚れている。
[ 病気データベース > 腹・しりに出る症状 ]
排泄物に出る症状
オシッコ、ウンチの色がおかしい。オシッコ、ウンチの量が減った。
[ 病気データベース > 排泄物に出る症状 ]
なにかできる症状
体にしこりがある。
[ 病気データベース > なにかできる症状 ]
生活に出る症状
食欲が落ちている。動きがにぶい。歩き方が不自然。
[ 病気データベース > 生活に出る症状 ]
状態に出る症状
息が荒い。急激に体重が変わった。
[ 病気データベース > 状態に出る症状 ]