種類ごと飼いやすさ・行動の違い
ハムスターの種類によって、習性や行動にこんな違いがあるんだよということを、ランキング形式にしてみました。
これからハムスターを飼いたい人だけでなく、こんな飼い方をするとトラブルや病気の原因になりやすいなど、いろいろ分かると思います。
飼い主の生活によっても飼いやすいハムスターが違うため、参考にしてください。
生き物としてのハムスターが好きなので、餌付けをせず、季節に合わせ、ストレスの少ない飼い方をしているため、その種のハムスターの本来に近い行動が基になっています。飼育頭数と相談の多さで、個体ごとの性格の違いはカバーできていると思います。
純粋な血統のキャンベルハムスターを私は飼ったことがないため、ジャンガリアンと同じ扱いにしています。
総合的な飼いやすさ
ハムスターは大人しい動物ですが、チャイニーズハムスターは特に大人しくフレンドリーです。
まずは総合的な飼いやすさです。
基本に忠実な飼い方をしていれば、手間がかからずトラブルの少ないランキングです。
手間があまりかからないところがハムスターの良いことですが、飼育が簡単という意味ではなく、小動物は中上級者向けのペットです。
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チャイニーズハムスターは、居るのか居ないのか分からないくらい大人しいです。
トラブルらしいトラブルがほとんどなく、回し車でオシッコしてしまう程度です。上級者からすると飼っている実感が少ないのが逆に残念なくらいです。
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ゴールデンハムスターは、ハムスターらしいハムスターです。
無理に触らない、慣れたら散歩に出すなど、生態を無視した飼い方をしない限りトラブルは少ないです。しかし、力が強く忍耐力もあり、頭が良いハムスターなので、正しい知識がないと行動が予想できず、初心者泣かせかもしれません。
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ジャンガリアンハムスターは、後先考えず思いつきで行動してしまいやすいです。
驚かせると噛まれるなどのトラブルはありますが、噛まれるほど酷い飼い方をしなくなると、オヤツを与えているだけでも懐いているように見えるため、上手に飼えているように勘違いしやすいです。
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ロボロフスキーハムスターは、考えずに反射的に行動します。
あまり人間に懐かないハムスターで、驚いたら逃げる、居心地が良いとどこでも寝るなど、飼い方の悪さが分かりやすく表れます。しっかり改善できるのなら、ケージの中を散らかしやすい程度です。
懐きやすさ
人間を恐がりにくく、懐くまでの時間が短いランキングです。
懐きやすいということは、生き物として感覚が麻痺しやすいということなので、良いことだけではありません。
逃げる・怯えるという分かりやすい行動が減ってしまい、トラブルを見落としたりします。人間を恐がらなくなると、怒られても気にしなくなるため、ハムスターが懐くことが当たり前になってしまっている上級者からすると、懐きやすいことがデメリットだったりします。
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チャイニーズハムスターは、初日から全く怖がらない個体もいます。
飼い始めた初日でも人間を恐がらない個体が多く、飼い主に対して怒ることもなく、長いものには巻かれるタイプです。
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ジャンガリアンハムスターは、エサをくれる人が好きです。
チャイニーズほどではありませんが人間を恐がりません。しかし感情的行動するため、恐がらない故に、すぐに懐いたり人を噛んだりします。
エサをもらえ、よほど酷い扱いする相手でない限り、飼い主でなくても懐いてしまう個体もいます。人間を区別できないのかもしれません。 -
ゴールデンハムスターは、信用していない人には懐きません。
頭が良いため、飼い主が自分にとって都合の良い存在だと気づくと、簡単なコミュニケーションができるくらいに懐きます。嫌いな相手も覚え、人見知りもします。
ホントに単独生活する動物なのかと思うくらい、信頼関係が大切なハムスターです。 -
ロボロフスキーハムスターは、超恐がりです。
恐がるようなことをしていると、すぐに逃げてしまうため、恐がらせない飼い方が大切です。しかし、エサをもらえると分かると一番に駆け寄ってくるのはロボロフスキーで、臆病なだけに飼い主の行動もしっかり観察しています。
時間に正確
飼い始めて間もない個体なので、エサ入れの前で待ってますが、慣れてくると飼い主に近いケージの出入り口付近で待つようになります。
世話の時間を覚えて自主的に行動するかのランキングです。
体内時計が正確で、飼い主が毎日同じように世話をしていれば、懐きやすく信頼関係も良くなり、さらに病気になりにくくなります。逆に考えるとランクが低いほど、帰宅時間が違ったり、留守がちでも飼いやすいということです。
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ゴールデンハムスターは、ルールを決めて毎日繰り返す事が得意です。
エサを溜め込むためエサの時間が遅れてもあまり気にしませんが、縄張り意識が強いため、散歩の時間が遅れると大暴れしてケージを囓ったり、脱走することもあります。
世話の時間以外にエサを与えていないと、世話の時間以外に飼い主と目があっても気にしません。逆にいつもと違う時間にオヤツを与えると、何かされるのではと思い不安そうにすることもあります。 -
ジャンガリアンハムスターは、お腹の空き具合で行動します。
オヤツが楽しみみたいで、世話の時間が少し遅れたり寒くても、いつもの時間と位置で寂しそうに待っていることがあります。
飼い主のトイレや歯を磨く時間が習慣化していると、その時間を覚え待っていることがあります。それ故に、飼い主の心が弱いと肥満になります。 -
ロボロフスキーハムスターは、飼い主の行動に合わせて行動するのは得意です。
ゴールデンやジャンガリアンに比べるとかなり差があります。
臆病なので音に敏感で、時間より飼い主の行動に合わせて行動することが多いです。
そのため、お腹が減っていると、エサを用意する音を聞いて起きてきます。エサの時間なら巣箱から飛び出してきます。逆に眠気が勝っていると、呼ばないと出てきてくれません。 -
チャイニーズハムスターは、超マイペースです。
普段は世話の音を聞いて巣箱から出てきます。
しかしエサが足りていたり巣箱の外が寒いと、数日間顔を見ないこともあり、呼んでも出てこず、さすがの私も心配になり巣箱を覗くこともあるくらいです。突かれても起きないくらい、熟睡していることが多いです。
恐がり
驚いて逃げても、しっかり観察しているところがロボロフスキーの面白いところ。
ハムスターが予想できない行動すると、どれだけ驚くかのランキングです。
頭の良い動物なので少しは慣れますが、ペットを飼い慣れていない人の動きは、無意識に恐がらせてしまうことが多く、扱いづらくなります。
突然、人間の手が近づいたときの反応を書いています。
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ロボロフスキーハムスターは、とっさ反対に逃げます。
逃げて遠いところから確認したり、ケージを一周回って帰ってきたり、回し車を爆走したりします。
考える前に逃げ、意外と好奇心が強いため、ストレスはあまり溜まらないようです。 -
ゴールデンハムスターは、仰向けに反転し相手を噛もうとします。
実際に噛むことは希です。要するに邪魔な相手は排除しようとするわけです。
変化のない生活が好きで、予想外の事は嫌いです。何度も驚かせるとかなり嫌われます。 -
ジャンガリアンハムスターは、逃げるか相手を噛もうとします。
性格によってはロボロフスキーやゴールデンと同じような行動をしたり、ジッジッと鳴くこともあります。
後先考えずにその場の感情で行動するため、噛まれることが多くなります。ハムスターの扱いに慣れていない飼い主が噛まれるのも、このパターンが多いです。 -
チャイニーズハムスターは、逃げることも少ないです。
当然驚きますがリアクションが少ないです。なされるがままに反抗しないことが多いです。
人間を噛む
感情的に動き、人間を恐いと思っていない、敵を排除しようとする行動ですが、嫌なことが何か分かりやすいハムスターでもあります。
多産の動物なので、産まれた瞬間から食べ物で兄弟で争うため、力で弱い相手から奪えることと、噛むことで相手を怒らせることを理解しています。
そのため、噛まれないよう甘やかすと、人間を自分より弱いと考えるようになり、噛まれることが増えたり強く噛まれるかもしれません。
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ジャンガリアンハムスターは、噛むハムスターです。
性格に差が大きい種類のハムスターのため、全く噛まない個体もいます。飼い主を噛んでも悪いと思っていないようで、1日に何度も噛む個体もいます。
いつもと同じように接していても、気分次第で噛む個体もいるので注意しましょう。 -
ロボロフスキーハムスターは、噛むというか囓ります。
人間を恐がるため、噛みに来ることはないと思いますが、飼い主を恐いと考えなくなると、好奇心で指を囓ったりします。
集団飼育に向いているハムスターなので力加減も分かっていて、出血するほど強く噛むことはありません。噛むことは悪いことだと思っているようで、好奇心で飼い主の噛むと噛んだ後に逃げる個体もいます。 -
ゴールデンハムスターは、ほぼ人を噛むことがありません。
人間を恐がりますが、エサと間違えて指を囓ってくる程度です。
かなり飼い方が悪くないと噛まれることはないですが、パニックになるくらい驚かせると、口も大きく開き、力も強いため、本気で噛まれると指の骨まで達するくらいケガをすることがあります。
間違って飼い主を本気で噛んでしまうと反省するようで、1週間くらいよそよそしくなります。 -
チャイニーズハムスターは、多分噛まないです。
急に掴んでも、飼い主の指にしがみついているような、穏やかな性格をしています。ストレスは感じていないということではないため、驚かせないように。
ケージや飼育用品を噛む
いわゆる「雲底(うんてい)」ですね。いつもは大人しいゴールデンハムスターですが、散歩の時間だけは遅刻を許してくれません。
人間を噛むことと違い、脱走したいのでケージを噛む、巣箱が狭いので巣箱を噛んで広げようとするなど、飼育方法や飼育環境の不満が現れます。
本能が強く残っている種類のハムスターほど噛みやすいのですが、ハムスターのトラブルは縄張りに関することが多く、ケージのサイズが広ければ噛みにくくなります。
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ゴールデンハムスターは、ケージを噛むことが多いです。
どうしても散歩(縄張りの巡回)にケージの外に出たがるため、ケージを噛むことが多いです。飼い主がケージの扉を開ける姿を見て開け方を覚えていたり、力が強いため自分で開けようとして噛むこともあります。
市販の飼育用品はゴールデンハムスターには小さい物が多く、巣箱を噛む原因も狭さです。 -
ジャンガリアンハムスターは、イライラして噛むことが多いです。
オヤツを待ちきれず、ケージなどを囓ってしまいます。
年齢と共に少しずつ噛まなくなりますが、甘やかしたりせず、待つことを覚えさせるとトラブルは減ります。 -
ロボロフスキーハムスターは、待つことが苦手です。
ジャンガリアンより待つことが苦手です。
馴れてくるとケージを囓るより、待ちきれずに飼い主に近づいて来ようとして、ケージから落下することの方が多いので注意しましょう。
回し車が大好きなので、回し車が壊れて回らなくなると、回し車を囓ることもあります。ハムスターの感覚だと囓ると直るんでしょうかね。 -
チャイニーズハムスターは、イライラして噛むこともないです。
熱くなる性格ではないので、ケージの外が気になるとケージをよじ登る程度です。
よく鳴く・歯を鳴らす
近所迷惑になるほど大きな声ではありませんが、ハムスターも鳴くことがあります。
鳴くことは音を出して相手に警戒を促す行動です。歯をカチカチ鳴らしたり、怒って(興奮)して鼻から、プップ、ブーブーと音が出ることもあります。
しかし、気が弱い、逆らう元気がない、反抗しても無駄だと考えていると、鳴かずに我慢するため、不満があるのか分からないことがあります。そのため、飼い主に反抗できるような個体や種類を選んだ方が、飼育は上達します。
門歯を噛んで歯を鳴らす行動は、リスなど齧歯類に多い行動です。
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ゴールデンハムスターは、馴れてると一番よく音を出します。
よほど怒らせない限り、人間に対して鳴くことはありません。
人間とある程度、コミュニケーションができると分かっているため、散歩の終わりにハムスターを呼んだり、眠たいのに起こしたりすると、カチカチ歯を鳴らしたり、ブーブーと鼻から音を出したりします。
音を出す行動は人間の舌打ちに行動で、本当は従いたくないとアピールしているだけですが、無視したり逃げたりする場合は不満が強いため、丁度よい妥協点を探してあげましょう。 -
ジャンガリアンハムスターは、不満のあるときにとっさにジッジッと鳴くことが多いです。
馴れていないと我慢したり逃げてしまうため、鳴いていないからといって、不満がないわけではありません。
よく馴れていると、立ち上がったまま大きな口を開け、ジーッジーッと人間に対して鳴き続けることがあります。この方法で相手を威嚇すると隙だらけなので、相手に攻撃されず不満が相手に伝わると考えている証拠ですが、なかなか見られない行動だと思います。 -
ロボロフスキーハムスターは、身の危険を感じるとジッジッと鳴きます。
鳴く前に逃げることが多いため、無理矢理掴んで逃げられないときにくらいしか鳴く姿を見ません。一言ジッと鳴いて逃げることもあります。
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チャイニーズハムスターは、鳴き声を聞いたことがありません。
「こいつ鳴けるのかな?」と思うくらい鳴かないです。
病気になりにくい
蛸壺の巣箱から外の様子をうかがっています。意外と好奇心が強く、好きなときに好きなことをやっている感じ。ちなみに掃除中の写真です。
飼い主の飼い方や知識によって違うため、下痢や脱毛、細菌やストレスが原因の病気などの、初心者が発症させやすい病気を基準にしています。
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ロボロフスキーハムスターは、病気のきっかけを作りづらいハムスターです。
人間でいう「冷え」に強く、免疫力が下がりにくいです。
寝床作りが上手く巣箱にこだわらず眠るため、飼い主の飼育環境の作り方が少しくらい悪くても気温の影響を受けづらく、回し車をよく走るため代謝が高いです。野菜はほとんど食べず給水器から水を飲んで水分補給をするため、体を冷やさず必要な水分だけを摂取します。
さらに体毛の長さも寒さに強い生え方をしており、集団飼育していると寄り添って寝て互いに暖め合うため、寒さにも割と強いです。
あまり考えず走って逃げるため、ストレスを溜めにくいです。 -
チャイニーズハムスターは、初心者飼い主に多い病気は少ないです。
健康チェックがしやすく、あまりストレスも溜めないようで、脱毛や下痢は少ないと思います。
しかし大人しすぎる性格と、巣箱に籠もりがちな生活をするため、上級者でも大きな病気を見逃しやすいです。耳で体調がわかりません。
病院でも大人しく薬も飲んでくれるため、簡単な病気ならゴールデンハムスターの次に治療しやすいです。 -
ゴールデンハムスターは、病気を発見しやすいです。
体が大きいため、健康チェックがしやすく、顔や耳にも表情が現れやすいです。体力もあるため、治療もしやすいです。さらに偏食しづらいため薬も飲んでくれます。とはいっても、ハムスターなので犬や人間に比べるとかなり弱いです。
ペレットの栄養がゴールデンハムスター基準で、エサをたっぷり溜め、必要な栄養を自分で選んで食べるため、飼い主がエサの選択肢を減らさない限り、食べ物が原因で病気になることも少ないです。
しかし我慢してしまうため、ストレスや細菌が原因で病気になりやすいです。 -
ジャンガリアンハムスターは、初心者が病気にさせやすいです。
甘やかしていると偏食しやすく、飼い主の生活パターンに合わせて行動してしまいがちで、耳で表情や体調も読めません。
掴まれることを嫌がる個体もいて、健康チェックがしづらいため、ハムスターの飼育に慣れていないと、病気が進行してから気づくことが増えます。
ゴールデンハムスターより、病院で治療できる病気や獣医が少ないため、私からすると「初心者にジャンガリアンを薦めるなよ!」と思ったりします。
昼に活動する
昼に巣箱の外で見かけることが多いハムスターのランキングです。活発ではないときの行動を観察できます。
ハムスターは夜行性ですが、人間の年寄りと同じく、体が冷えないように、こまめに小便を出して、人間の赤ちゃんと同じく、体力を蓄えられないため、こまめに食事をします。飼い方が悪かったり、病気になると、昼に活動する回数が増えるかもしれません。
ハムスターも眠たいので、昼は基本的に飼い主を見つけても無視しますが、相手をすると自律神経を乱しやすくなり病気の原因を飼い主が作ってしまいます。
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ロボロフスキーハムスターは、昼に水を飲みに出てくることが多いです。
エサをあまり溜めず、食べかけの餌をその場に置いたままにすることが多いため、寝ている時にお腹が減ったり喉が渇くと、寝床から出てきます。
ロボロフスキーに限ったことではないですが、巣箱を使わず野良寝しやすい環境だと、熟睡できず周りの音に敏感になり昼に起きてしまうことが増えます。 -
ジャンガリアンハムスターは、昼にペレットを食べていることが多いです。
夜だけ見ていると、オヤツしか食べていないように見えることもあるハムスターですが、飼い主からオヤツをもらえることを考えてお腹を減らせているだけです。昼に限らず、決まった時間以外に相手すると、一番ダメなハムスターということです。
寝ている時にお腹が減ると、ペレットや野菜を食べに巣箱から出てきます。 -
チャイニーズハムスターは、昼に水を飲みに出てくることが多いです。
水分が多く必要なハムスターなので、野菜を巣箱に持って帰ってもそれだけでは水分が足りず、水を飲みに巣箱から出てきます。
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ゴールデンハムスターは、オシッコに行くときくらいしか、昼は巣箱から出てきません。
飼育環境でも、野菜は数日分、ペレットは1週間分くらい溜めるため、何かを食べるために巣箱から出てくることはまずありません。オシッコのために時々出てくるだけです。
野菜が好き
草食に近いため苦みに強く、人間が食べて甘く感じる野菜も好きなようです。ちなみにほお袋に入っているのはペレットで、与えた野菜を全て持って帰ることがないため、管理しやすいです。
人間用に買った野菜を分け与えるのか、ハムスター専用に買うのか、一人暮らしで野菜を与えづらいから飼うハムスターを選ぶのか、の判断にしましょう。
草食動物の方が肉食動物より体が大きいのは、植物を分解するためのバクテリア牧場が体の中にあるからです。そのため、小型の動物ほど消化能力が低く、肉食性が強いです。ハムスターも、そのパターンです。
ストレスが多いと、普通は体が冷えるため好んで食べない、キュウリやレタスなど食感の良い野菜を食べ過ぎることがあるので注意しましょう。
キャベツをどれくらい食べるかのランキングです。
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ゴールデンハムスターは、野菜もたっぷり食べます。
よく食べる個体は、1ヶ月でキャベツを2玉くらい食べます。
ハムスター用に野菜を買っても無駄になりにくく、我が家ではゴールデンの残りキャベツを飼い主が食べている感じです。
ほとんどの水分を野菜から摂って、水をほとんど飲まないこと個体もいるため、体を冷やさないように注意しましょう。 -
チャイニーズハムスターは、水分が多く必要で野菜もよく食べます。
水もよく飲み、オシッコの量も多いです。
とはいっても、ゴールデンハムスターに比べると体が小さいため、ハムスターなのに野菜をたくさん食べる程度です。
「冷え」に対して弱いため、夏でも保温には十分注意しましょう。 -
ジャンガリアンハムスターは、あまり野菜を食べてくれません。
他のハムスターに比べると、野菜も好き嫌いで食べている感じがあり、偏食させないようにしましょう。
ロボロフスキーほどではありませんが、ミルワームで水分を補っている感じもあります。ペレットと同じように、飼い主が見ていない昼に野菜を食べている姿を見ることが多いです。 -
ロボロフスキーハムスターは、ほとんど野菜を食べません。
昼は給水器で水を飲んで、夜はミルワームから水分を補うことが多いです。しかし野菜は全く食べないわけではないので、うまく工夫しないと野菜が無駄になりやすいです。
肉が好き
ミルワームに限らず、野生では新鮮な動物性タンパク質は貴重品なので、食べ過ぎる可能性が高いです。
ハムスターが大好きなお肉と言えばミルワームです。というわけで、生きたミルワームが好きなランキングです。
ハムスター用のペレットは、植食性の強いゴールデンハムスターの栄養がベースになっていることもあり、生きたミルワームを与えられない場合は、何らかの方法で動物性タンパク質を摂れるようにしないと、ペレットだけでは栄養不足になります。
基本的に、体が小さい種類、子供の頃の方が肉食性が強いです。
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ロボロフスキーハムスターは、お肉大好きです。
欲しがるまま与えてしまうと、大きく育ったミルワームの幼虫を1日に3匹くらい食べます。しかも、野生ではなかなか食べられないのか、かなり喜びます。
ミルワームを与えられるのなら懐くのも早くなるわけですが、ミルワームも育ち具合によって栄養が違うし、どれくらいが適量なのか分からないため、ほどほどに与えましょう。 -
ジャンガリアンハムスターは、甘いオヤツと同じくらいミルワームが好きです。
生きエサはすぐに食べないと逃げてしまうため、他のおやつより優先して食べてしまいます。渡したエサをその場に捨ててしまうような状態でも、ミルワームだけはしっかり食べてしまいます。
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チャイニーズハムスターは、手先が器用なため、がっちり掴んでミルワームを食べます。
ロボロフスキーやジャンガリアンのように必至に欲しがらず、適度に食べてくれるため、与え時が分かりやすいです。
新鮮な動物性タンパク質は、いろんな病気のリスクを減らせるため、チャイニーズハムスターにはできるだけ生きたミルワームを与えましょう。 -
ゴールデンハムスターは、時々食べる程度です。
小さい頃はよく食べますが、大人にになるともらったから食べよう程度です。
与えすぎると食べずに持って帰ってしまい、ミルワームが巣箱の中でハムスターのエサを食べて育っていることもあります。
飼育にお金がかからない
初心者が聞きたそうなのでランキングにしましたが、ケージや回し車が大きいと値段が高くなり、エサを食べる量も増えるため、単に体の小さい順番になってます。
病気にさせなければ、どのハムスターでもあまりお金がかからないところがハムスターのメリットで、エサ代に関しては工夫次第です。
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ロボロフスキーハムスターは、年に1度くらい回し車を壊します。
体が小さい割に運動量が多いため広いケージが必要で、食べかけのエサをあっちこっちに放置し、野菜を食べる量も中途半端、エサが無駄になりやすいです。
肉食性が強いため、ミルワームを与えないにしても、何らかの動物性タンパク質を与える必要があります。
また、回し車を走りすぎたりオシッコをして、回し車も壊してしまいやすいです。 -
ジャンガリアンハムスターは、コストパフォーマンス高めです。
体が小さく食べる量が少なく、飼い方が良ければケージの中もあまり汚れないため、飼育に掛かるお金は少ないです。
好きな食べ物は食べられない量でも溜め込み、好き嫌いをしやすいため、ハムスターにかまってもらいたい飼い主が、エサ代を無駄に使っていることが多いハムスターだと思います。 -
チャイニーズハムスターは、無駄は少ないです。
必要以上にエサを溜めることが少ないため、エサはあまり無駄になりません。
巣箱でゆっくり寝ていることが好きなハムスターなので運動量は少ないですが、回し車を跳ねるように走ることがあり、大きめの回し車があった方が良いと思います。
体の割にオシッコの量が多いため、トイレを覚えているのなら、ゴールデンほどではないもののトイレ砂は消費は多いです。 -
ゴールデンハムスターは、大きな飼育用品がネックです。
ケージと回し車を買うのにお金が必要で、野菜代も他のハムスターに比べてよく食べます。
エサを溜め込みやすいため、食べずに無駄になることが多いですが、ハムスターの場合はエサを余らせて捨ててしまう方が多いため、意外と無駄は少ないです。
体が大きい分、オシッコの量が多いため、トイレ砂の交換回数も増えます。
給水器から水をよく飲む
ハムスターは人間の様に、何かを食べながら水分を摂ることはせず、水を飲む量も回数も少ないため、全く水を飲んでいないと思うかもしれません。
給水器を設置していないペットショップから購入した場合は、給水器の使い方が分からない個体が時々います。しかし、すぐに覚えられます。ハムスターは水の臭いが分かりますし、ほ乳類なので舐めたり飲んだりするのは得意で、給水のから水が出ることが分からない個体は希です。
ハムスターはシロップ薬を処方されることが多いため、水をよく飲む個体はすんなり薬を飲んでくれることが多いです。
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チャイニーズハムスターは、野菜も食べますがよく水を飲みます。
必要な水分が量が多く、野菜も食べ給水器からよく水を飲み、オシッコも多いです。
ハムスターだと思えないくらい水を飲みますが、オシッコが薄いため臭いが少ないです。 -
ロボロフスキーハムスターは、ちょこちょこ水を飲みます。
水を飲む回数が他のハムスターに比べて多いだけで、体が小さいためあまり量が多くありません。昼でもよく水を飲みに出てきます。冬でもヒーターの熱で暑くなりすぎると、体を冷やす為に水を飲みます。
昼に給水器の玉がカチカチする音が聞こえると、だいたいロボロフスキーが水を飲んでいます。 -
ゴールデンハムスターは体が大きいため、ジャンガリアンより飲む水の量が多いというだけです。
ハムスターの中では一番草食動物に近いため、新鮮な野菜を与えていると野菜の水分で足りてしまい、滅多に給水器の水を飲みません。
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ジャンガリアンハムスターは、野菜を与えているとあまり水を飲みません。
水を飲んでくれないという相談はジャンガリアンが多く、給水器の使い方が分かっていない、飲む量が少なくて飼い主が気づいていないことが多いです。
水を飲まないと病気になりやすく、薬も飲まない可能性があるため水は飲めるように飼いましょう。
トイレをすぐに覚える
写真を撮ったので薄目が開いていますが、昼は完全に目を閉じたまま巣箱から出てトイレでオシッコをします。
トイレだけでオシッコをするのは、ゴールデンとジャンガリアンです。回し車でオシッコをしやすいのは、チャイニーズとロボロフスキーです。
ハムスターはウンチを保存食と考えているようで、ウンチはトイレでしませんが、普通は食べません。
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ゴールデンハムスターは、トイレに関わらずしつけが簡単です。
本能を優先するため、トイレと決めた場所にオシッコをしますが、間違った飼い方を続けていても分かりづらいことがあります。極端に間違った飼い方をしなければ、トイレが問題になることがないハムスターです。
最低でも週に2〜3回はトイレ砂を交換する必要があります。 -
ジャンガリアンハムスターは、トイレと決めた場所にオシッコをします。
砂浴び場でオシッコをしてしまうなど、飼い主が間違いに気づいても、一度ジャンガリアン自身が決めてしまうとそこがトイレになってしまいます。と思ったら、寒さが原因でオシッコをする場所が変わってしまったり、ケージのレイアウトを変更すると回し車でオシッコをしたりします。
最初に間違えてしまうと、トラブルが続きやすいため、しっかり飼う前に勉強しましょう。
トイレのサイズや食べ物の影響もありますが、週に1〜2回はトイレを掃除する必要があります。 -
チャイニーズハムスターは、トイレと回し車でオシッコをします。
ゴールデンハムスターのように、1ヶ所に定住する習性がないのかないのかもしれません。しかし、トイレだけでオシッコをしないだけでトイレも利用します。 オシッコの量が多いため、回し車をいつでも交換できるようにしておきましょう。
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ロボロフスキーハムスターは、トイレと回し車でオシッコをします。
暑さ寒さに敏感で寝る場所が一定しないため、気温の任せた飼い方をしていると、ほとんど回し車でオシッコをしてしまいます。
しかも回し車をよく走るため、足の裏が汚れたり、オシッコが飛び散ったりするため、回し車が曇って見えるのならすぐに予備の回し車に交換し、汚れた回し車を洗浄しましょう。
逆に回し車でオシッコをすること前提で飼っていれば、飼い主が見やすい位置にオシッコをし、オシッコの状態を確認しやすいため楽なこともあります。
野良寝してしまう環境だと、ウンチはあっちこっちでします。
寒さに強い
冬でもエサの時間は準備万端で巣箱から出ていますが、眠っている時間はめんどくさそうに外を確認します。
寒くても、巣箱からよく出てくるランキングです。
寒い地域の動物ほど体が大きい「ベルクマンの法則」が有名ですが、実際には体の大きいハムスターの方が寒さに弱く、飼育環境だと冬は引き籠もりがちになります。
あくまでも体毛がノーマルの個体がベースで、冬毛が多い長毛種やウインターホワイトなど例外もあります。
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ロボロフスキーハムスターは、冬でも元気です。
どのハムスターも、冬はヒーターで暖かくなった巣箱に籠もりがちになりますが、ロボロフスキーは冬も元気いっぱいにお出迎え(オヤツをもらいに来る)をしてくれます。
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ジャンガリアンハムスターは、冬になるとやや引きこもりがちです。
完全に冬毛に変わったウインターホワイトは、冬でも元気ですが、毛色が変わらない個体は寒そうで、オヤツをもらいに出てこないときがあります。
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ゴールデンハムスターは、靴下を履いていません。
指先が毛に覆われていなく、寒いところに適していません。
長毛種の個体はノーマル(短毛)の個体よりは寒さに強いようで、ハムスターを飼っている部屋を少し暖かくしていると冬でも散歩に出たがります。
冬はエサの時間になるとめんどくさそうに出てきて、エサを持ってそそくさ帰ってしまいます。 -
チャイニーズハムスターは、薄い靴下を履いています。
快適な季節でも巣箱から中々出てこないハムスターなので、正直寒さに弱いのか分かりません。健康でも寝過ごすことが多いため、寒さに一番弱そうというのが感想です。
暑さに強い
薄目になっているのは、しっかり眠れていない。睾丸が大きく見えるは、暑い証拠です。
暑くても、巣箱を使い続けるランキングです。暑くても我慢してしまうと言った方が正解かもしれません。
逆にすると、暑いと巣箱の外で野良寝してしまうランキングになります。夏はクーラーを使ってあげましょう。
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ゴールデンハムスターは、縄張り意識が優先です。
暑くて不快でも巣箱を使い続けようとするため、行動だけで暑さを判断しづらいです。
ゴールデンハムスターが野良寝する場合は、かなり飼育環境が悪いです。 -
チャイニーズハムスターは、暑くても引きこもりがちです。
巣箱からあまり出てこないだけで、オスの陰嚢が毛で覆われていないため、暑さに一番弱いかもしれません。
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ジャンガリアンハムスターは、物を使って体を冷やします。
あまり人間を恐がらないため、暑いと野良寝しやすいハムスターですが、仰向けに寝ることは少なく、何かの隙間に挟まったりケージのくっついたりして、放射冷却を利用することが多いです。
特にパールホワイトやプディングなど毛色の薄い個体は、肥満がちの冬体型なので注意しましょう。 -
ロボロフスキーハムスターは、暑さにも敏感です。
巣箱にあまりこだわりがなく、寝床作りの達人なので、暑いと涼しいところを探して、どこでも眠ってしまいます。集団飼育していると、夏でも団子状態になって眠るため、暑さで起きて移動しを繰り返し、寝床があっちこっちに移動します。
体を冷やす為にオシッコで濡れた回し車で眠ってしまい、体毛がオシッコまみれなるため、夏は温度に特に気をつけましょう。
太りやすい
季節によって毛色が変わるウインターホワイト(ジャンガリアン)です。写真を撮るために毎日ミルワームを与えていると太ってしまいました。体毛の量も増えているため大きく見えます。
無駄食いしたり肥満になりやすい、ハムスターのランキングです。
ハムスターは食べ物の少ない土地で進化した動物なので、食べ物に貪欲で、世話をしているだけも懐いてくれます。
しかし、慌てて懐かせようとしたり、トラブルをエサを与えることで解決しようとすると、粗食体質の動物なので肥満や病気になりやすいです。
当たり前ですが、体の大きいハムスターの方がたくさん食べるので、いろいろ与えたいのならゴールデンハムスターです。
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ジャンガリアンハムスターは、カロリーの高い物を優先して食べます。
カラーブリードが原因で太りやすい毛色の個体もいますが、あくまでも太りやすいだけで、ほとんどが甘やかしすぎかストレスで食べ過ぎています。
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ロボロフスキーハムスターは、一緒に飼っていても体が大きくなる個体がいます。
エサはあまり溜めず、すぐに食べられる物を優先して食べ、肉食性も強いため、オヤツを与えるとすぐに食べてしまいます。
集団飼育ができるハムスターですが、譲り合うことはしないため、強い個体は他の個体のエサを奪って食べてしまい、体格差が大きくなることがあります。 -
ゴールデンハムスターは、栄養のバランスの良い食べ物を溜めることを優先します。
エサを溜めることがハムスターの生き甲斐で、そのためのほお袋です。ゴールデンはその本能が強く、脱走するときもオヤツではなくペレットを持ち出そうとします。
極端な偏食をしないため、人間が分かるくらい肥満になる個体は少ないと思います。 -
チャイニーズハムスターは、太った個体を見たことがありません。
初心者が選びにくいハムスターだからという理由もあると思います。
食べ過ぎることもありませんが、たくさん食べられるだけの体力が無いだけかもしれません。オヤツを与えすぎると、太る前に胃炎や糖尿病になる体質なのかもしれません。
回し車をよく走る
小さいサイズの回し車だと1匹でも狭いのに、この状態になります。
私がハムスターを飼い始めた頃は回し車の音がうるさいのが当たり前で、飼い主の睡眠の妨げになっていましたが、ベアリング付きの回し車が普及してからは、静かすぎて体調の変化を見逃すことが心配になりました。
走って逃げる動物のため、とりあえず走ると気持ちが少し落ち着きます。
痛みや恐怖から逃げたり、イライラしても走るため、回し車を走るから元気だということではありません。
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ロボロフスキーハムスターは、走りすぎて回し車を壊してしまいます。
うれしいとき、驚くなど気持ちが高ぶっても、回し車やケージの中を走ります。
寝ぼけてオシッコをする時は、回し車を歩いてから回し車でオシッコをすることもあります。
飼い主のことを恐がっていなかったり、甘やかしていない個体は、オヤツより走ることを優先することもあり、回し車を走っている最中に触ろうとしても、無視してそのままの速度で走ったり、めんどくさそうな顔をします。 -
ジャンガリアンハムスターは、運動不足になったり落ち着かないときによく走ります。
オヤツが欲しいのに飼い主が気づいてくれない、お腹いっぱいなったけど眠れないなど、行動的、暇なときに走ります。
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チャイニーズハムスターは、元気で暇なときに時々走る程度です。
あまり活発に行動するハムスターではないので、ネガティブな原因で回し車を走る事は少ないです。全く回し車を走らなくなったら注意しましょう。
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ゴールデンハムスターは、散歩をさせていると回し車を走りません。
散歩に行きたいのにケージから出してもらえないときに走る事が多く、回し車を走るときはストレスが溜まっていると考えましょう。
そのため、ケージに閉じ込めているような飼い方をしていると、よく走ると思います。
ケージを汚す
食パンではなく、食べ残した焼き芋の皮があるところがポイント。与える位置を決めるだけでも、ケージが汚れにくくなります。
ケージの中が汚れにくいと、飼い主が楽なだけでなく、ハムスターへの負担も減らせ、病気にかかりにくくなります。
さらに、次回のケージの大掃除までの期間を長くでき、忙しいときに慌てて掃除する必要がなくなります。
飼い始めはハムスターが新しい環境に慣れていないため、ケージを散らかしがちになりますが、掃除をすると恐がられて懐きにくくなります。
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ロボロフスキーハムスターは、どこでも寝てどこでもエサを食べます。
居心地の良い場所を探して寝床を作り、食べかけのエサは放置し、オシッコの付いた足で歩き回るため、ケージの中が汚れがちになります。
あまり巣に固執せず、寝床を作るのも早く上手なため、汚れが気になったら掃除しましょう。 -
ジャンガリアンハムスターの散らかし具合は、飼い方に影響します。
基本的は綺麗に使ってくれますが、エサを食べる場所が決まっていないと食べかすが散らかったり、寒いと中途半端なトンネルを作ったり、暑いと野良寝したりと、飼い方の影響が大きいです。
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ゴールデンハムスターは、寝床を作るときに散らかしてしまいます。
場所をキッチリ使い分けるため、ケージはあまり汚れません。
寝床の作り方がやや大雑把で、ウッドチップなどの床材をごっそり持て帰ったり、巣箱にエサを詰め込みすぎたり、巣箱の中でエサを食べることが多いため、巣箱の中が汚れることが多いです。 -
チャイニーズハムスターは、ケージを綺麗に使ってくれます。
回し車でオシッコをしてしまうため、回し車の近くが汚れがちになるくらいです。
巣箱からなかなか出てこないため、巣箱は清潔にしてあげましょう。
飼い主の生活に影響されやすい
「時間に正確」「昼に活動する」とは違い、飼い主の不規則な生活が影響しやすいランキングです。
飼い主の生活パターンを覚えたり足音を聞いて、オヤツをもらいにきたりと、懐いているように見えるかもしれません。しかし、熟睡でていない、エサに満足できていない、病気や変化を見逃すきっかけになるため、軽く考えない方が良いです。
明るさ、来客や工事などの騒音にも影響します。
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ジャンガリアンハムスターは、オヤツをもらうことが生き甲斐になりやすいです。
オヤツを食べることが一番の楽しみなようで、飼い主の行動をよく確認しています。餌付けしやすく懐きやすいのですが、甘やかしすぎてトラブルの原因にもなります。
空腹を我慢したり野良寝する原因にもなるため、飼い主の規則正しい生活をしましょう。 -
ロボロフスキーハムスターは、お腹が減っていると近づいてきます。
夜だけでなく昼でも、飼い主に駆け寄ってくることがあります。
集団飼育していると、いつもと違う時間なら他の個体より優先的にエサをもらえるため、さらに飼い主の行動に敏感になります。
単独飼育でも、昼でも巣箱からよく出てくるハムスターですが、基本的に人間を恐がり、あまり習慣化しないため、時々ならオヤツを与えても良いと思います。 -
ゴールデンハムスターは、活動時間外に呼んでもめんどくさそうにします。
散歩の後などにオヤツを与える習慣があると、その時にしかオヤツをもらえないと考えるため、欲しそうにもしません。逆に与えてしまうと習慣化しやすいです。
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チャイニーズハムスターは、呼んでも起きてくれないことが多いです。
マイペースすぎて習慣化させるのも難しいです。
食べ物を欲しがっているときは、本当にお腹が減っていることが多いため与えても良いと思いますが、体が冷えやすいから巣箱から出てこないと考えて、体が完全に起きていないときに、お腹を冷やしたり消化しづらいオヤツは与えないようにしましょう。
気持ちが分かりやすい
いつもと違う時間に、オヤツを与えようと呼んだときの表情です。無表情で一直線に近づこうとするジャンガリアンに対して、ゴールデンは疑っていることが表情や行動で分かります。
うれしいときや眠たいときは割と分かりやすいため、嫌がっていることが分かりやすいランキングです。
人間の様に顔の表情だけで見極めることはできませんが、人間の動きに対しての挙動(リアクション)や耳の動きで、表情を読みます。とはいってもかなり表情が少ないため、YESかNOかの判断をするのも難しいと思います。
気持ちが分かるようになると、病気を見逃しにくくなります。
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ゴールデンハムスターは、顔でも表情が読めます。
飼い主に何をされるか理解して行動するため、顔の表情だけでなく、首を引っ込めたり、耳を倒したり、横を向いたりと、気持ちは分かりやすい方です。
我慢することも覚えるため、接し方が悪いと感情が読みづらいかもしれません。 -
ロボロフスキーハムスターは、嫌なことから逃げます。
猛スピードで近寄ってきたり逃げたりと直感的に動き、耳にも表情が出るため、割と分かりやすいです。
ハムスターを扱い方がよく分からないペット業者の人は、一番分かりやすいと言っていました。 -
ジャンガリアンハムスターは、気分屋です。
顔の表情がほとんど無く、それでいて反射的に行動するため噛まれる人も多いですよね。
気の強い個体なら、怒って鳴いたり噛んだりするので、分かりやすいかもしれないです。大人しい個体は、チャイニーズより分かりづらいです。 -
チャイニーズハムスターは、表情が読みづらいです。
人間に対してフレンドリーで、攻撃的になるなどのネガティブな行動しづらいため、読み違いが少ない程度です。
手先が器用
私が昔飼っていたタイリクモモンガです。片手でミルワームを掴みながら移動もできますが、ハムスターにはできません。
前足を使って物を掴むことができる動物ですが、前足より口の方が力が強いため、エサを食べるときは口で噛んで前足で支えるように掴みます。リスのように片手でガッチリエサを掴むことはありません。
手先が器用だと、ケージを登ったり、散歩中ならカーテンや壁を登ることもあります。
不器用だと、エサを落としたり無くしたりすることがあるため、慌てなくても食べられることを教えたり、すぐに拾えるようにエサを与える場所にも気をつけます。
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チャイニーズハムスターは、しっかり掴みます。
木に登ることもできるらしく、ミルワームを渡してもリスほどではないけど指を使ってしっかり掴みます。エサの受け取りを失敗したところを見たことがありません。
手に乗せると、人間の指を前足で掴んだり抱きついたりして、手から落ちないようにすることもあります。 -
ゴールデンハムスターは、パワフルです。
足に毛が生えていないため滑りにくく、力が強いためエサを落とすことは少ないです。ケージだけでなく、壁やカーテンも器用に登ってしまいます。
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ジャンガリアンハムスターは、慌ててエサを落とすことがあります。
思いついたら行動してしまうハムスターなので、エサと分かったら飛びついてエサを落としたり、人間の指を間違って囓ってしまうこともあります。
手渡しでオヤツを与える場合は、ハムスターがしっかり掴めるようにします。指を囓られると指に付いた細菌を口にしてしまうため、オヤツもエサ入れに入れて与えた方が安全です。 -
ロボロフスキーハムスターは、かなり不器用です。
ミルワームを口だけ使って食べようとしたり、しっかり掴まないので、食べている最中に逃げられることがあります。ミルワームがウッドチップの隙間に逃げると、飼い主としても面倒なので、小さい容器やストーンベッドの上で与えましょう。
ウッドチップの隙間に落としたエサも、手を使わず鼻から突っ込んで探そうとするので、見つけられないことも多いです。
ペレットも前足を使わず食べようとするため、手の上にエサを乗せて食べさせようとすると、手の上に顎を乗せて舌を使って食べることもあります。
寝床作りが上手
野良寝といっても、ロボロフスキーの場合はきっちり寝床を作って眠ります。
寝床作りが下手なハムスターは、掃除のタイミングが難しくなります。
夏はあまり気にしなくて良いのですが、冬は掃除をしてから快適な寝床を作り終えるまで日数がかかり寒さに耐えたり、巣箱を完全に塞いでしまい、感染症を発症しやすくなります。
逆にランクの低いハムスターの寝床作りが上手だと思うのなら、温度だけでなく、ストレスから逃げるため急いで寝床を作っている可能性があります。
どのハムスターも寝床を自分で作って温度調整をしますが、寒い地域出身のハムスター方が上手に寝床を作ります。
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ロボロフスキーハムスターは、寝床作りの達人です。
眠たくなったらどこでも即席で寝床を作り、集団飼育すると協力して巣箱でも快適な寝床を作ります。
作って寝て、起きたらまた作ってと、昼間でも居心地の良さを確認しながら少しずつ作ったり潰したりするため、温度の調整も上手です。
掃除をして2日くらい経てば快適な巣箱になっていることが多いため、掃除した日だけは注意しましょう。 -
ジャンガリアンハムスターは、時間はかかりますが上手く作ります。
掃除の時に潰した寝床が元の状態に戻るまで、ロボロフスキーの倍くらいかかりますが上手に作ります。
ロボロフスキーと比べて体毛が汚れにくく寝癖も付きづらいため、巣箱の中が快適か分かりづらいため注意しましょう。 -
チャイニーズハムスターは、寝床作りが下手です。
チャイニーズハムスターとゴールデンハムスターは、寝床を作るのが下手で、寒さで一度巣箱の出入り口をウッドチップで塞いでしまうと、こまめに開けて換気するようなハムスターではないため、冬場の細菌感染のリスクが高くなります。
ウッドチップを詰め込んで巣箱の出入り口を塞いでいるので寒いのかと思っていても、掃除で寝床を潰してしまうと、体が収まる程度の寝床をしか作らず、眠っていることが多いです。
少しずつウッドチップを運び、掃除する前の状態の巣箱に戻るまで1週間以上かかることもあります。 -
ゴールデンハムスターは、エサの保管を優先します。
チャイニーズに下手さに加え、エサのため溜めすぎて寝床を犠牲にすることがあります。
トイレをしっかり使い分けますが、巣箱の中でエサを腐らせてしまうことがあるため、油断していると巣箱の中が不潔になりがちです。感染症を発症させやすいのも、寝床を作りが下手だからです。
寝床作りに時間がかかり寒さを我慢しやすいことと、巣箱の換気の問題もあるため、ヒーターの設置方法のページを読んで両立させましょう。
トンネル作りが上手
床材を10cmくらい積み上げて作ったトンネルです。砂浴び場がトイレに、トイレはほぼ埋まりエサ置き場になり、トンネルの中で水も飲める高性能なトンネルです。見た目が残念ですが、本人は気に入っているようです。
飼育環境でトンネルを作る場合は、寒さをしのぎながら移動する為に作ることが多いため、冬に作ることが多いです。
冬は巣箱に籠もりがちで体毛が汚れやすいのですが、トンネルを通ることで体毛がウッドチップに擦れ、毛並みが良くなるため、飼い主的にもうれしい行動です。
市販のハムスター用のトンネル使用せず、ハムスターにウッドチップでトンネルを作ってもらう方が衛生的です。
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ロボロフスキーハムスターは、トンネル作りも達人です。
ウッドチップや新聞紙など違った床材をうまく使ってトンネルを作ります。
盛り上げたり掘ったり、集団飼育していると他の個体の作ったトンネルを拡張したりと、自在に作りますが、巣への執着が他の種類のハムスターより弱いため、よく分からない場所に突然トンネルができていたりします。 -
ジャンガリアンハムスターは、寒さをしのぐ為にトンネルを作ります。
ウッドチップを掘り進んで、空き箱で作ったトンネルと巣箱を繋げたり、エサ入れや給水器までの道を作ることが多いです。
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チャイニーズハムスターは、滅多にトンネルを作りません。
ジャンガリアンに似た感じでトンネルを作りますが、出不精なのであまり作りません。
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ゴールデンハムスターは、トンネルを作りません。
体が大きく床材でトンネルが作りにくいことや、寝床作りが下手なこともあり、自分で作ることはほぼありません。
トンネルを一番利用するハムスターなので、空き箱などを使って使い捨てできるトンネルを設置してあげましょう。
飼っていて楽しい
出番が少ないので食パンを食べているチャイニーズです。どのハムスターも食べているときはおとなしいです。
管理者が薦めるハムスターです。飼育上級者に聞くとこの順番になると思います。
販売業者に聞くと、ジャンガリアン、ゴールデン、ロボロフスキー、チャイニーズの順番だと思います。私がハムスターを飼い始めた頃から同じで、ただの売れ筋です。
獣医師に聞くと命を助けやすい順に、ゴールデン、チャイニーズ、ジャンガリアン、ロボロフスキーかもしれません。
2匹以上飼いたいのなら、ゴールデンとロボロフスキーをメインに、他のハムスターを選ぶのが、上級者の多頭飼いするときの組み合わせです。ハムスターは種類が違えば別の動物なので、トラブルを起こしづらいからです。
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ゴールデンハムスターは、ハムスターの魅力を凝縮したハムスターです。
ハムスターを飼うのなら、まずはゴールデンハムスターを選んでほしいです。
ハムスターらしい行動をし、コミュニケーションも少しならできます。めんどくさそうな顔をしたり、飼い主を覗き込みながらのっそり歩いたりと、人間みたいな表情や行動をするところも面白いです。
体が大きいですが、エサ代や電気代は他のハムスターと誤差範囲で、広いケージと散歩がネックになるくらいです。散歩は慣れてしまうと楽ですし、表情や行動が増えて更に楽しくなります。
病気を発見しやすかったり、動物病院で治療してもらいやすいのもメリットです。 -
ロボロフスキーハムスターは、飼い方の改善点を発見でき更に飼育が上手くなります。
直感的に走り回りリアクションが大きいです。恐いと一目散に逃げてしまい、エサをもらえると分かると巣箱からスクランブル発進してきます。温度にも敏感で、クーラーやヒーターを利用する時期も分かりやすいです。
トラブルを起こしても、考えて問題を解決することが苦手で、原因が行動に現れやすいため、理由が分かると解決しやすいのもメリットです。原因を調べるのが好きな技術者系の人なら、トラブルの解決や観察が楽しいと思います。 -
ジャンガリアンハムスターは、懐きやすいため飼育が単調になりがちです。
初心者が見た目で選んで飼うことが多いためか、トラブルの多いハムスターに見えるかもしれませんが、飼い慣れている上級者からするとトラブルの少ないハムスターです。
飼い慣れてしまえば、世話の時間になるとエサを与えているだけになってしまい、飼育が作業的になります。さらに餌付けしやすい性格のため、すぐに懐いてしまい、本来ならトラブルの原因になることに気づけないこともあります。
上級者からすると、よく人を噛む、気が短いことがメリットです。気の強い個体を選べば、人を噛むなど身をもって接し方の悪さを指摘してくれます。しかし上級者は噛まれるようなことしないため、やっぱり作業的になります。 -
チャイニーズハムスターは、大人しすぎて元気なのか心配になります。
一番大人しく飼いやすいハムスターで、回し車をぴょんぴょん跳ねたり、顔もかわいらしく、ハムスターらしくない行動が楽しいのですが、大人しいため病気を見逃しやすいことがデメリットです。
人間のことが好きなようで、よく懐くのですが、糖尿病のような治療方法がなく長い闘病が必要な病気になると、けなげすぎる姿が辛くなってきます。とはいっても、おとなしいのでケガは少ないでしょうし、おとなしく体もそこそこ大きいので病院で診てもらいやすく、薬も飲んでくれるため、動物病院で治せる病気やケガなら、他のハムスターより楽に治療できると思います。
管理者からのアドバイス
ペットの飼育は、時間や場所、食べ物などを共有し生活することなので、飼い主の生活に合わない種類のハムスターもいます。 しかし互いに我慢することが少ない方が良いですよね。
似た飼い方をしつつ、別の種類の動物を飼えるのがハムスターの良いところで、私が飽きずに20年以上ハムスターを飼い続けている理由にもなっています。
しかし見た目だけで選ぶ飼い主は多くて、ハムスターの本能や習性を気づかない間に抑え込んでしまい、ハムスターの魅力を引き出せないまま飼育に飽きたり、ストレスを溜め込んでしまい、トラブルや病気の原因にもなります。同じ四足歩行の肉食のほ乳類だからといって、犬を猫の様に飼っている感じです。
せっかくハムスターには別種を飼うという選択肢があるのに、もったいないし、何よりかわいそうです。