もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

巣箱のトラブル集

巣箱のトラブル集 リード画像

巣箱で起こるトラブルと、巣箱に関連する行動について、まとめています。

ハムスターは巣(巣箱)に固執する動物なので、巣箱で寝ないなどトラブルを起こす反面、とんでもなく悪い環境でも巣箱(巣箱相当も)を我慢して使い続けてしまいます。

気に入って使っているように見えても、本当は飼い主を恐がっているなど必要以上に固執する理由があったり、病気の原因になることもあります。たとえば、小さい(狭い)巣箱を使っているのなら、怯えて狭いところに隠れているだけと考え、改善してあげましょう。

巣箱に必要な機能や大きさ」や「巣箱の作り方」は、別のページにあります。

巣箱を使わない・外で寝る

巣箱を置く位置が適切なら、暑さが原因で野良寝しても巣箱のすぐ近くで寝ます。

野良寝は、聞き飽きるくらい多い相談ですが、改善点が多いトラブルなので、根本的な解決をしないと完全には解決しません。しっかり解決しようとすると、ケージの買い換えなど大がかりな改善が必要になることもあります。

ハムスターが巣箱を使うのは本能的な行動なので、迎えた初日から自主的に利用し、病気やケガで半身不随になっても一生使い続けるのが本来の姿です。
慣れたら使ってくれた、前の子は大丈夫だった、この子は問題なく使ってくれるのにと思ったら、その個体が妥協して使っているだけです。
それでも巣箱を使わないのは、全く適していない形状だったり、飼い主から丸見えの位置だったり、暑すぎて死にそうになっているなど、生態を無視した飼育環境が原因です。

間違った飼い方を長く続け習慣になってしまうと、ハムスターは変化を好まないため今の環境に執着してしまい、簡単に直せなくなります。その場合は、ケージごと買い直すなど、ごっそりと正しい飼育環境に変えると直ることがあります。

原因の見つけ方

暑さが原因の風通しの良い所、レイアウトや巣箱や形状などの飼育用品が悪い場合は、トイレや回し車の裏などの物陰で寝ます。
巣箱の近くやトイレやトンネルで寝る場合は、エサや巣材を溜めすぎて、巣箱の中に入れないこともあります。
暑いはずの昼間は巣箱で寝ているのに、夕方や夜になると巣箱の外で寝ている場合は、エサが目的です。

巣箱の位置が原因

寝床(巣箱)が巣穴の外にあるなど、人間に例えると庭や道路に布団が敷いてある状態です。
ハムスターの生態を理解していない初心者に多いです。
ケージのレイアウトを読んで、適切な位置に配置しましょう。

巣箱の形状が原因

眠っている姿が外から見えるなど、巣箱が屋根のある行き止まり程度になっている状態です。
見た目優先で飼っている飼い主に多いです。
ハムスターの飼育に適した市販の巣箱がないため、巣箱に必要な機能や大きさ巣箱の作り方を参考に、ハムスターに適した巣箱を用意してあげましょう。

暑さが原因

暑さだけが問題なら、先に「巣箱からよく出てくる」の行動をします。
エアコン(クーラー)で温度を調整する必要があります。適した温度・湿度を読んで巣箱の中も快適にしてあげましょう。

掃除の後に巣箱を使ってくれない

工事でうるさい、部屋が寒いときに、掃除で巣箱を交換してしまうと、手っ取り早く音や温度から身を守れる場所に寝床を作ってしまい、まったく同じ巣箱を設置しても使ってくれないことがあります。
巣箱が大きいと巣営に時間がかかるため、少し手伝ってあげましょう。

巣箱からよく出てくる

夏の気温やヒーターの熱で体が火照っていたり、巣箱の外に気になることがあります。

ぐっすり眠れていない証拠で、自律神経が乱れ病気の原因になり、温度の違いで痛さの感じ方も違うため、軽く考えない方が良いです。
ゴールデンハムスターは昼にトイレ以外で巣箱から出てくることはないですが、他のハムスターは昼でもエサを食べたり水を飲みに出てきたりします。回数の増減に注意しましょう。

甘やかしていることが原因だと、巣箱の外で音がする度に、オヤツをもらおうと巣箱から出てきます。
ジャンガリアンハムスターの様な人をあまり恐がらない個体だと、飼い主が出す音が明確に区別できない個体もいたり、音に興味を持ったりして、寝不足になりがちです。
聞き耳を立てていたり、空気を臭ったり、巣箱やケージをよじ登ろうとしたりと外に興味を持っていたり、オヤツをもらえる位置で待っている場合は、飼い主からオヤツをもらおうとしています。

巣箱から出てこない

ゴールデンハムスターや懐いていない個体は特に巣に固執するので、暑くても寒くても我慢することがあり、そのまま熱中症低体温症で亡くなることがあります。

心配でも巣箱を覗かないようにしましょう。恐がって余計に出てこなくなります。

エサの時間には巣箱から出てきて、トイレでオシッコをしているのなら大きな問題ではありません。
冬の寒い日や、前日にオヤツを与えすぎたりすると、エサの時間になっても巣箱から、すぐに出てこないことがありますが、これも問題ありません。毎日続くようなら、巣箱の外が寒すぎたり、病気で弱っている可能性があります。

工事や台風の音で寝不足になっていたり、嫌いな人や知らない人の臭いが部屋に残っている場合も、出てこなくなります。
家族がいる場合は、家族が勝手にオヤツを与えたりしていないかも確認しましょう。
人間がいると全く出てこない場合は、次の「巣箱でオシッコをする」も合わせて読みましょう。原因は同じです。

巣箱でオシッコをする

巣箱から出てこない」がさらに酷くなった状態です。トレイも本能的な行動なので、このトラブルも飼育環境や接し方など、飼い方全体の問題です。

天敵に入られないようにしている

巣箱を寝床として認識しているけど、飼い主を含む何か入って来ないように、オシッコで臭い付けして臭いのバリアーを作ろうとしています。エサを盗られると思っていると、エサだけにオシッコをかけて、臭い付けすることもあります。
理解できない何かに警戒していることもあり、恐がっている相手が音や臭いで人間ではないこともあります。

トイレが覚えられない

トイレの位置や形状、トイレ砂が悪く、トイレをトイレだと思ってないため、オシッコをできない、したくない。
寝ている最中にオシッコをしたくなると、寝ぼけながらトイレに行く動物なので、基本的にトイレは巣箱のすぐ横に設置します。トイレ砂を利用せずペーパーチップを利用しているなど、トイレも本能的な行動なので基本は忘れないように。

恐くてトイレに行けない

飼い主や騒音などの環境に怯え、恐くて巣箱の外に出たくないと思っています。
トイレでオシッコする本能を、抑えつけてしまうくらい強いストレスを感じている証拠です。

体を冷やそうとしている

オシッコを使った放射冷却で、寝床や体を冷やそうとしています。
当然、涼しいときにはしません。

トイレに行くのがめんどくさい

トイレの位置が遠い。極端に巣箱の外が寒く巣箱から出たくない。体が冷えすぎてトイレまで我慢できない。
巣箱の中が寒かったり水分の多い食べ物を与えていると、体が冷えてオシッコの回数が増え動くことが辛くなるため、トイレを覚えている個体でも、トイレ以外でオシッコをすることがあります。あくまでもトイレ以外の場所でオシッコをするかもしれないという話で、必ず巣箱でオシッコをするわけではありません。

巣箱でウンチをする

オシッコと違い、ウンチはどこにでもします。眠いときは寝そべりながらウンチをして、口でくわえて近くに捨てるため、よく懐いた個体でも、巣箱にウンチが溜まりやすいです。
トイレで寝ているとトイレにウンチが溜まりやすく、巣箱が狭いから巣箱の外にウンチを捨てることもあるため、どこにウンチがあるから安心ということでもありません。

ハムスターにとってウンチは離乳食で、非常食でもあるため、汚い物だとは考えていません。
粗食な動物なので、食性に合わないエサを与えていると、一度の体内を通過しただけでは消化できず、ウンチに残った栄養も食べようとします。そのため、エサと同じ場所に保管する個体も多いです。
普通は食べませんが、掃除の時にウンチが少なかったり、囓り跡がある短いウンチが混じっている場合は注意しましょう。

問題は、ウンチにも栄養が残っているため、細菌やカビ(真菌)などが巣箱の中で増えてしまうことです。
それがハムスターが消化できないエサ、人間でもオヤツにできるような高カロリーなエサ、水分や糖分の多い果物だと、なおさらリスクが高くなります。
細菌が理由なら、早めに掃除をすればよいと考えがちですが、消化器官に負担がかかっている状態ですし、エサを溜める習性もあるため、頻繁に掃除をすることは結果的に寿命を縮めてしまいます。

賢い個体だと、ウンチを飼い主に渡したり、別の場所に持って行くことがあります。飼い主から見えない場所に溜める可能性もあるため注意しましょう。

巣箱にエサを溜めすぎる

巣箱が適温で、エサの質が良ければ、傷んだエサや水分を栄養に発芽してしまいます。

昼でもこまめにエサを食べる習性があるため、巣箱や巣箱(寝床)近くにエサを保管します。
問題は溜めすぎたエサが腐り、巣箱の中が不衛生になったり、病気の原因になること。

エサを毎日交換するなど、エサが少ないと思うと大量に溜めようとします。そのエサすらない場合は、不安になりプラスチックなどの食べられない物を溜めることもあります。
野菜などの腐りやすい物は、まるごと持って帰れないサイズの物をエサ入れに入れて、その場で食べてもらうか、必要な量だけ千切って持って帰れるようにしましょう。
ほお袋にエサを入れっぱなしにしている場合は、飼い主や他の個体にエサを盗られると思っていたり、エサを溜める場所が無いからです。

エサの溜めすぎは、よく慣れている個体でもたまにいます。
ゴールデンハムスターに多く、与えるエサの量を減らすと不安がり別のトラブルを起こす可能性があるため、私でも簡単に止めさせられません。しかし、溜めるのはペレットや種子類など保存しやすいエサばかりで、腐りそうなエサは溜めません。本来は、1週間分くらいしか溜めないけど、美味しい物は必ず持って帰ると覚えておきましょう。
また本能的に止められないだけで、飼い主が掃除の時に捨ててくれると理解している個体は、エサを捨てても新しいペレットを少し多めに渡せば安心して問題は起こしません。
しかし酷くなると、エサを巣箱に溜めすぎ、自分が巣箱には入れなくなる個体もいます。この場合は、巣箱を大きくしたり、必要以上の量のエサに執着する原因を探してあげましょう。

巣箱が傾いてきた

写真の右側がケージの前面です。外からは見えないようにウッドチップを盛っているけど、それがさらに傾く原因になってます。

エサのため過ぎ。巣材の持ち込みすぎ。巣箱が小さい・低い。

巣材などの詰め込んだ物の上で立ち上がったときに巣箱が持ち上がり、その状態のママになっています。
エサの溜めすぎは、「巣箱にエサを溜めすぎる」を読みましょう。
巣材の持ち込みすぎは、騒音や臭い、寒さから身を守ろうとしていたり、単に寝床作りが下手なこともあります。

巣箱自体を重くしたり、巣箱の上にストーンベッドなどの重りをする方法もありますが、その場しのぎにしかなりません。

巣箱の出入り口を塞ぐ

巣箱の出口を塞いでトンネルにしています。出入り口の塞ぎ方としてはこれがベスト。

音がうるさい。匂いが臭い。巣箱の中が寒い。

安全で快適に過ごしたいので、巣箱と外を床材を使って遮断している状態です。ペレットを使って塞ぐこともあります。
人間も天敵だということ忘れずに、巣箱だけは絶対に不可侵領域にしましょう。

しっかり温度管理できていると、オシッコや食事のために昼でもちょこちょこ巣箱から出てくるため、冬でも完全に出入り口を塞いでしまうことはありません。
音が原因の場合は、昼でもその音がするときに塞ごうとするため、注意して観察していると原因が分かることがあります。
細菌感染のリスクが高くなるため、塞いでしまないように快適な環境を作りましょう。

巣箱を囓る

イライラして壊そうとしている。巣箱が小さい。巣箱の形が気に入らない。

囓れる形状でないと囓れないため、巣箱自体を囓ることは希だと思います。
過長歯の予防に木の巣箱を利用することを薦めている人もいますが、根本的に過長歯になるような飼い方をしているのが問題なので、飼い方を見直しましょう。これは囓り木も同じです。

巣箱の出入り口を噛む

出入り口が小さい。出入り口の位置が不適切。巣箱が小さい。巣箱が暑い。

要するに巣箱が最適なサイズではないということ。
段ボールを使って巣箱を自作することを薦めているのも、ハムスターも人間も大きさを調整しやすいからです。
暑がって換気口として出入り口を広げようとしている場合は、極端に出入り口が小さい場合を除くと、エアコンの温度を下げてあげた方が効果的です。

巣箱の隅(角)を掘る・巣箱が動く

巣箱を動かそうとしている。巣箱の面積を広げようとしている。

巣穴をさらに奥へ掘り進めようとするため、巣箱の出入り口やケージの出入り口の方向に掘ることはありません。
舐めたりオシッコをして、わざと濡らして掘ることもあります。その場合、濡らすのは少量です。

巣箱に溜めたエサが満タンで入らなくなり、エサ置き場を拡張しようとすることもあります。
巣箱が引っかかるなど水平に動かない場合は、巣箱が傾くことがあります。
ちなみに中から見ると「隅(すみ)」で、外から見ると「角(かど)」と言いますが、どっちも角ということが多いです。

巣箱の底を掘る

巣箱が狭い・低いため掘り下げようとしている。巣箱が暑い。イライラして散らかしている。

巣箱の隅を掘る」も合わせて読んでください。
土を掘ると、温まっていない土が出てくるため、暑いと下へ下へ掘ろうとします。犬でもよくする行動です。
寝床はハムスターにとって大切な場所なので、巣箱の中を散らかしているのならかなりストレスが溜まっています。イライラして散らかすのは、トイレ砂でよくある行動です。
この場合も、飼い主から逃げたい場合は、飼い主の手が届きにくい下に掘っているわけです。

巣箱の中でミルワームが育っている

巣箱の横にミルワームの抜け殻
分かりにくいですが、ミルワームの抜け殻があります。

特にゴールデンハムスターはハムスターの中でも草食性が強く、ペレットでほとんどの栄養が足りるため、ミルワームを与えすぎると、エサと同じ場所で保管しまいます。またミルワームの食性がハムスターと近いため、巣箱が快適だとミルワームにも快適で、良い感じに育ってしまいます。

育ったミルワームをハムスターが必要な時に食べるため、ある意味共生ですが、ミルワームがケージの中で増えてしまうと掃除が大変です。特にサナギを与える場合は注意しましょう。
生きエサを与えているからのデメリットでもありますが、考え方によっては栄養や温度が快適なのかの目安にもなります。

ロボロフスキーハムスターなどの小型のハムスターは、肉食性が強く最優先でミルワームを食べますが、力が弱く落とすことがあるため、似たことになるかもしれません。
ゴールデンハムスターはその場で食べたり、頭を囓ってからほお袋に入れた場合は、すぐに食べます。生きたままほお袋に入れると、すぐに食べません。

寝床がなかなか完成しない

ヒーターなども設置し、ある程度巣箱の中にウッドチップは入れていますが、自分で温度調整させるために、巣箱の近くに巣材を置いています。

ロボロフスキーハムスターが巣作りが上手だという証拠です。掃除の後すぐ巣作りを始め、翌日の朝には完成しています。

短時間で実用的な寝床を作れるのは、集団飼育しているロボロフスキーハムスターくらいです。他のハムスターは、毎日少しずつ巣材を運んで作るため、冬だと1週間くらいはかかります。
そのため掃除が早いと、寝床が完成する前に壊してしまうことになり、体調を崩したり嫌われる原因になります。

環境が良く、温度やストレスに問題にならないのなら、寝心地が悪い程度なので、冬以外はあまり気にしなくて良いです。
飼い始めや掃除の後は1週間くらいは用心し、必要なら巣箱にウッドチップを少し入れれば寝床作りが少し早くなりますが、飼い主が嫌われているとウッドチップに飼い主の臭いが付き逆効果になることもあります。
寝床作りが下手だったり雑な個体はいるため、冬はヒーターで補助してあげましょう。特にゴールデンハムスターは下手な個体が多いです。トンネル作りが上手な個体は、楽しみながら寝床を作っているので、冬でも手伝わない方が良いです。
寒かったり、飼い主が嫌われていると夜に巣作りせず、昼に寝床作りをします。

巣箱の中が湿っている

オシッコに見えるかもしれませんが、集団飼育しているとエサの水分やハムスターの息でここまで湿ります。巣箱に底がないと、外からでも分かるのが良い所。

結露している。巣箱でオシッコをしている。
少量のオシッコをしている場合は、底が少し濡れる程度で臭いが分からないことがあります。

巣箱の壁や天井が結露している場合は、巣箱と巣箱の外の温度差が大きいだけでなく、水分量の多い野菜を溜め込んでいたり、息が荒い、巣箱の出入り口を塞いでしまっていたりすることが原因です。
密閉正体に近い状態の巣箱をヒーターで暖めると、ハムスターとエサから出る水分で湿度が100%近くになり結露することもあります。当然ハムスターの毛並みも悪くなり、細菌が発生しやすくなり、病気を発症させやすくなります。
プラスチックや金属、陶器の巣箱は、水分を吸わないため結露しやすいです。
ハムスターの息からも水分は出るため、巣箱が狭かったり、集団飼育していると、さらに危険です。
温度差で結露する場合は、保温電球(ひよこ電球)を使って巣箱や巣箱近くも暖めることで、ハムスターが換気してくれるようになり、防げることもあります。

巣箱の上に登る

全身を使って観察しているため、鼻や耳の方向を見れば何が気になっているのか分かります。

ケージの外がかなり気になる。自分を見つけてほしい。

遮蔽物が少ない高い所に登って、ケージの外を確認する行動ですが、だいたいオヤツ欲しさに、立ち上がって飼い主の行動を観察しています。

巣箱をハムスターが登れる高さにするのは、ケージの外が安全なのか観察してもらうためでもあります。巣箱より背の高いケージや給水器、回し車を登られるより、よほど安全です。
巣箱の上は、すぐに巣箱に隠れられるため、ハムスターにとっても安心できる観察場所です。警戒する音や臭いの原因が全く分からない場合や、恐がりながら確認している場合は、巣箱から顔だけ出して確認することもあります。
すぐに巣箱に帰れるというところがポイントで、巣箱が狭いと、背伸びや毛繕い、エサを食べるなど、本来巣箱の中でする行動を巣箱の上ですることもあります。希にオシッコをする個体もいます。
警戒したり、エサが足りなかったり、あまやかしていたり、巣箱が狭いなど、飼育方法が悪いとも考えられるため、頻繁に見る行動なら注意しましょう。

巣箱の上で何か食べている

巣箱の上に登る」のリラックスした状態。
人間がTVを何か食べているのと同じ感じで、ケージの外を観察しながら食事をしています。
巣箱の上にエサの食べかすだけ残っている場合は、ケージが暑いので、単に巣箱に近い場所でエサを食べていることもあります。その場合は、回し車でエサを食べることもあります。

普通はハムスターが食べながら他のことをしないため、まずは慌てて同時に2つの行動をする必要があると考えるべきです。
たとえば、オヤツをもらおうと空腹を我慢していたけど、お腹が減りすぎて少し食べているなどです。空腹の我慢やオヤツの与えすぎは病気の原因になるため、ハムスターを甘やかさないようにしましょう。

巣箱から頭だけ出している

すぐに逃げる必要がある場合は、身をかがめて観察する。巣箱の中からならさらに安全。

恐がりながら・めんどくさがりながら、巣箱の外やケージの外を警戒している。

よく慣れた個体でも、いつもと違う時間に世話を使用とすると、寝ぼけながら外の様子を確認することがあります。その場合は飼い主の方向や、ケージの扉の方向に向いています。
鼻だけ出してヒゲや臭いで確認している場合は、原因が分かっていない、または対象が複数あって、すぐに確認できていない場合があります。音に驚いていたり、嫌いな人の臭いか確認している可能性があるため、原因の確認が終わるまで騒がないようにしましょう。

頭だけ出して寝ている場合は、巣箱が狭かったり、巣箱の中が暑いことが原因です。人間は布団から頭だけを出して、体を冷やさず、頭はのぼせないようにして寝ますが、ハムスターは本来そんな格好で寝ないので、巣箱が適温になるように調整しましょう。