アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん)
症状
- 目や耳のまわりが赤い。
- お腹、わき腹、胸に脱毛とかゆみを伴う発疹ができたり、毛が抜ける。
原因
- 遺伝。
- 針葉樹(シダ・パイン)の床材や巣材。
- 食べ物のアレルギー。
- 飼い主使っている化粧品や、床に塗ったワックスが原因の場合もあります。
治療
- 床材、エサなどを変える。
- かゆみ止めで一時的にかゆみを止める。
予防
- アレルギーの可能性がある巣箱や床材は使用しない。
- 日当たりや温度に気をつける。
- 頻繁にケージ掃除しすぎない。しっかりケージや部屋を掃除する。
アドバイス
アレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の2つ以上の症状が出る場合はアレルギーの可能性が高く、症状が1つしか現れない場合は、アレルギーでない場合が多いです。
まずは、栄養性皮膚炎や細菌性皮膚炎や真菌性皮膚炎を疑いましょう。
針葉樹のウッドチップが原因になる可能性が分かっているだけで、アレルギーを起こすハムスターはほぼいません。
ペットショップで購入した時に発症していないのなら、自宅の環境や飼い方の問題です。
ペットショップでウッドチップを使って健康なのに、アレルギーになるからといってペーパーチップを勧められることもあります。
原因が特定できない、改善に消極的だと、アレルギーはストレスと同じく逃げ口上として使われがちです。
獣医師に相談しても、与えている餌や飼育環境まで詳しく分析できないので、「念のためウッドチップを変えてみては?」程度の話が大きくなることもあります。
自律神経を乱したり、免疫力が低下すると、アレルギーでなくても皮膚炎や結膜炎、鼻炎を発症しやすくなります。
夜が明るい、温度管理のできないヒーターを使って季節感が狂ってしまう、餌が消化しづらいなどが原因です。
体質が切り替わると治ってしまい、原因が分からないままだったり、治療の効果が出たと誤解することもあります。
湿疹ができたところがはげて、ベタベタしています。
ステロイド剤は副作用もあり、部位によって吸収率が異なるなど扱いが難しく、根本的な解決にはならないので、必ず飼育環境の改善をしましょう。
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