ミルワームの飼い方(虫嫌いな人の為の飼い方)
虫嫌いの為の飼い方
繁殖なんて恐ろしい!嫌いな虫の飼育に手間をかけたく無い人のための、手抜き飼育方法です。
ハムスターに与えるのなら、[ ミルワームを与える前に ] を読んでもっと楽をしましょう。
準備する物
ミルワーム
容器には床材のふすまと、ミルワームが50〜100匹くらいが入って、150~250円で売っています。お店に入荷して日数の経ったものは、死骸が腐って臭いので、なるべく入荷したてのものをまとめて買うことをおすすめします。早めに購入して育てておくと、栄養価の調整もしやすいですし、ミルワームが死ぬ確率も減ります。
ケージ
プラスチックの水槽の一番小さいのがベスト。200円くらいで売ってます。また、いっぱいケージがあれば、ローテーションしながら飼育できるので便利です。最低でも2つは用意しましょう。
新聞紙
ミルワームを落としたり、パン粉がこぼしてしまったときに、敷いておくと便利です。
味噌こし
味噌こしなら、網の目の大きさがちょうどいい感じですし、おたまも付いています。
細目パン粉
パン粉はミルワームの床材とエサになります。また、穀物の粉なら、なんでもいいらしいのですが、パン粉が安いのでおすすめです。
小魚かペット用の粉ミルク
カルシウム補給ですが、あくまでも気休め。ペット用のミルクは、余っているので与えているだけで、必要ないかもしれません。
骨髄カルシウム剤
豚の骨髄の粉末などが入っているカルシウム剤。カルシウムの補給ということでは一番効果は高そうですが、値段も高いことが多い。
総合ビタミン剤
その他の栄養補給。骨髄カルシウム剤があるのなら、骨髄カルシウム剤を使いましょう。
ピンセット
手づかみでOKな人は必要ありません。竹製か、模型用の先の曲がった物がベスト。
飼育の準備
1. まずは、ケージの中にパン粉を一袋全部入れます。パン粉を、そのまま入れてもいいのですが、床材の入れ替えがめんどくさくなるので、パン粉を味噌こしの編み目を利用してこします。ミキサーを使って細かくすると楽です。
こせなかった物との差は結構あります。
2. パン粉を入れたケージの中に、ピルクラッシャーで粉末にした総合ビタミン剤と、粉ミルクを入れ、よく混ぜます。ビタミン剤や粉ミルクの量は、適量が分からないので、いい加減でかまわないと思います。
3. ミルワームが入っているカップのフタを空け、おたまなどを使って、死骸、抜け殻、目の粗い床材などを捨てます。
捨てる前
捨てた後
4. 今度は、ミルワームを味噌こしに入れて振って、床材を振り落としましょう。振りすぎるとミルワームが死んでしまうので、加減はしてください。また、小さいミルワームが落ちてしまうことがあるので、よく見ておく必要はあります。
5. 味噌こしに入ったミルワームを、そのままケージに入れます。ケージに入ってしまった、ふすまなどの床材は、掃除の時にでも捨てればいいので、死骸さえなければ気にしない!
6. ミルワームがパン粉の中に入って行くので、30分くらい経ったらパン粉の上に乗っている床材を、おたまなどを使って捨てます。
7. ペットが食べ残した野菜などを、パン粉の上に置いて終了です。
普段の飼育
1. 野菜は長く入れていると、野菜も床材も腐る可能性があるので、何日かおきに入れ替えます。床材が湿っている場合は、湿っている床材も捨てます。
2. 死んでいるミルワームや抜け殻などは、パン粉の上にほとんどあるので、おたまですくって捨てます。
床材の入れ替え
床材のパン粉が減ってくるので、気が向いたらパン粉を入れ替えましょう。その時に同じケージが、もう1つあれば入れ替えが楽です。
1. 導入編で用意したように、床材を予備のケージに用意します。
2. 古くなった床材のケージに入っている野菜や、死骸、抜け殻、床材などを捨てて、なるべく床材の量を減らしておくと後が楽です。
3. ケージの中の床材ごと、味噌こしに入れて振ります。床材を初めて準備するときに、パン粉をこしておくとミルワームだけが残ります。
4. ミルワームを新しいケージに入れます。
(3)〜(4)繰り返し、ミルワームを移し替えると終了です。