もうオヤジとは言わせない!コレさえ読めばハムスターの達人に!

動物病院で注意すること

通院時の注意事項

ハッキリ話しましょう

普段からペットをよく観察し、どうして診察に来たのかハッキリ話せるようにしましょう。獣医師の前だと恐縮して話せなくなる人もいますが、獣医師も商売なので、店と客の関係にある事は忘れないでください。とはいっても、獣医師も人間なので頭に来ることもあります。言葉の使い方には気をつけましょう。

正直に話しましょう

ペットの命がかかっているので、見栄などで話さないようにしましょう。飼育に手を抜いた場合や、それらしい行動をしていたのに、見知らぬ振りをしたなど、心当たりがある場合は正直に話しましょう。そもそも、獣医師の言うことを全てうのみにしたり、自信を持って症状を伝えたり、反論できないようなら、普段からキッチリ飼えていない証拠です。

治療に積極的に協力しましょう

人間が患者の場合は自分で体の管理をすればいいのですが、ハムスターの場合は飼い主がハムスターの体調の管理をしなくてはなりません。普段は病気などに興味のない健康な飼い主も、ペットが病気の場合は、飼い主は看護士の代わりでもあるので、その心づもりは必要です。

説明はしっかり聞きましょう

治ったから「まぁいいや」ではなく、原因や診察、治療方法について、ハッキリ聞いておきましょう。また、獣医師の説明や理由が不十分な場合は、いい加減な治療をされたかもしれませんし、飼い主の責任で病気になったのなら、他のハムスターも同じ病気にかかる可能性があります。
インフォームド・コンセントという言葉があります。ちゃんと説明を言って(聞いて)から、治療やりなさい(うけなさい)ということです。治療や手術が、どれくらいの確率で成功するのかなど、失敗する可能性もあるという事を理解して、治療を受けなさいということでもあります。聞いて答えてくれない獣医師はいないと思いますが、急患が来ているのに、しつこく説明を聞いたり、本に書いてあるような簡単なことを聞くのは、嫌がられるだけですので聞くのはやめましょう。
また、5W2Hという言葉くらいは知っていると思いますが、この7つキーワードを満たすように話をしましょう。

Who
誰が(獣医師または看護師が)
What
何を(ハムスターの便を採取する)
When
いつ(預かりは今日の夕方から明日の朝まで。結果は明日の夕方)
Where
どこで(動物病院にある保育器の機能の付いたケージで)
Why
なぜ(顕微鏡で細菌を見つけるため)
How
どうやって(自然に便が出るまで待つが、いつもの餌を飼い主が持参)
How Much
いくらで(預かりと検査は2000円、細菌が見つかればプラス500円)

勝手に治療を中断しない

いくらハムスターが病気でも、なんども通院を続けていると、面倒になってきたり、お金が続かなくなったりするかもしれませんが、しっかり治してあげるのも飼い主の努めです。また、勝手に転院すると転院先の獣医師も困るので、できれば紹介状は書いてもらいましょう。

診察料は払いましょう

特殊な検査や手術が必要な場合は、診療費が高い場合もあります。しかし、動物病院は標準治療や金額が決まっていないし、個人事業者が多いので、金銭的理由で治療方法を変更することもできます。
私は、ハムスターの病気のことが気になり、仕事が手に付かなくなって、仕事の作業効率が落ちたときの時間を時給で計算したものを、診察料から引いて計算しているので、高くはないと答えを出しています。
また、ハムスターでも加入できる医療共済もありますが、大手術を何度も繰り返さない限り、毎月支払うお金の方が高くなるので加入しない方がいいです。早めに気づいて対処すれば、1000円くらいで済むこともよくあります。しかし、この1000円が高いと思う人は、ハムスターを飼わないでください。

病院ではおとなしくしましょう

犬の予防接種の時期になると、病気でもないのに病院に来ている人がいっぱいいます。しかし中には、獣医師からの宣告によって、身も心もボロボロになった、ペットや飼い主もいます。病院の待合室で、同じハムスターの飼い主と出会って友達になることもあると思いますが、いろいろ人やペットがいて、いろいろな気持ちでいるということは忘れないでください。ほほえみかけるだけでも、苦痛に思う人もいますからね。
他の人間や動物から病気をうつされる「感染症」で、より病気が酷くなることがあるので、他の動物には近づかない、外で待つことが必要になるかもしれません。他にはペットが怯えたりするため、外で待つ飼い主も多いですが、帰ったと思われないよう受付の人に伝えましょう。
特に小型犬を連れてきているオバサンや、犬にリードを付けていないオッサンとは話さない方がいいです。ハムスターの事に興味はなく、暇だから自分の犬の自慢に話しかけてくることが多く、真剣に話していると、本気で頭に来るときがあります。しかし、インコなどのお金のかからない小さな動物を飼っている人とは、話があうと思います。

何でも獣医師をあてにしない

困れば何でも病院に行って解決できると思っている人がいますが、医者は修理屋ではありませんし、飼い方の達人ではありません。飼い主が症状を正確に把握していなければ、獣医師にも分からないことがたくさんあります。獣医師は飼い主と一緒にペットの病気を治す、パートナーだと思いましょう。