飼い主とハムスターたちの知識の図書館。

餌で病気になる? 乳製品とペレット

エサの原料に、感染力が強い病気で亡くなった生き物が含まれていたら?
病死肉だけなく乳製品、専門家の意見も掲載されています。
当時大きく問題になったニュースで、ペットフードは基準が緩いため問題がいつ起こるか分かりません。

投稿日時:
投稿者:USER0068

[USER_NAME]です。
今話題の狂牛病ですが、朝日新聞のホームページによると。

英の牛肉加工品も輸入禁止

狂牛病が英国で流行しているため、農水省は27日、英国牛の骨粉を使った飼料やペットフードなど加工>品も輸入禁止とした。
また、対象外だった北アイルランド産の牛肉や牛臓器も輸入禁止とした。

農水省によると、英国本土からの牛肉の輸入は1951年以来、禁止されている。北アイルランドからは昨年、牛臓器が17トン、牛の骨粉を使った飼料は、英国本土も含めて15トン、ペットフードは106トンが輸入された。

だそうなんですが、ハムスター用のペットフードにも入っているもんなんでしょうか? 食べると人にも感染して、死んでしまう病気らしいので心配なのですが。

投稿日時:
投稿者:USER0076

[USER0076]です.

つい先ほどONしました.

今話題の狂牛病ですが、朝日新聞のホームページによると。
だそうなんですが、ハムスター用のペットフードにも入っているもんなんでしょうか? 食べると人にも感染して、死んでしまう病気らしいので心配なのですが。

話題が人畜共通感染症?がらみなので,少しだけ.

狂牛病つまり牛海綿状脳症(Bovine spongiform encephalopathy: BSE)とヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の関連性ですが,いままでのところ確定的なものではありません(というより明確な科学的な根拠はないと言ってよいです).CJD自体まれな病気ですから,あまり心配される必要はないでしょう.

ただし,食物ばかりでなく,ウシの臓器が原料となっている医薬品もいろいろありますから,「対岸の火事」として看過していてよいわけではありませんが...

より詳しい情報は,以下のサイトにでています.
東京大学名誉教授(前医科学研究所)の山内一也先生の講義です.

[このURLは存在していません]
人獣共通感染症(Zoonoses)講義
このうち,
第26回目講義 (プリオンの謎)
第27回目講義 (プリオンその2)
第33回目講義 (Mad cow disease狂牛病ふたたび)
第33回目追加講義 (Mad cow disease追加)
以上を御参照下さい.

#必要でしたら山内先生に,このMLへの内容紹介・転載許可をもらいます.

また,明日(3月28日)にIFST(Institute of Food Science & Technology)のWeb pageがアップデートされますから,狂牛病関連の最新情報をチェックすることができます.
Institute of Food Science & Technologyのホームページ
[このURLは存在しません]
MAD COW DISEASE
[このURLは存在しません]

取り急ぎ失礼します.

投稿日時:
投稿者:USER0077

>狂牛病が英国で流行しているため、農水省は27日、英国牛の骨粉を使った飼料やペットフードなど加工>品も輸入禁止とした。
また、対象外だった北アイルランド産の牛肉や牛臓器も輸入禁止とした。

農水省によると、英国本土からの牛肉の輸入は1951年以来、禁止されている。北アイルランドからは昨年、牛臓器が17トン、牛の骨粉を使った飼料は、英国本土も含めて15トン、ペットフードは106トンが輸入された。

だそうなんですが、ハムスター用のペットフードにも入っているもんなんでしょうか? 食べると人にも感染して、死んでしまう病気らしいので心配なのですが。

わ〜 血の気の引く、[USER0077]です。
うちのハムにハムスター用以外におまけで付いてきたキャットフードをあげてます。
可能性無い訳じゃない〜・・・
さらに自分自身、貧血気味なのでたまにアイアンフードを食べてました。(;_;)
そのアイアンフード、「牛の骨粉が原料だ、まずいわけだ〜」と思った記憶が・・・
いま、入ってたビンは食べきって捨ててしまったので帰りは薬局によって生産元確かめようかな、こわいな〜
#原料輸入先までかいてはいないような・・・

投稿日時:
投稿者:USER0079

わ〜 血の気の引く、[USER0077]です。
うちのハムにハムスター用以外におまけで付いてきたキャットフードをあげてます。
可能性無い訳じゃない〜・・・
さらに自分自身、貧血気味なのでたまにアイアンフードを食べてました。(;_;)
そのアイアンフード、「牛の骨粉が原料だ、まずいわけだ〜」と思った記憶が・・・
いま、入ってたビンは食べきって捨ててしまったので帰りは薬局によって生産元確かめようかな、こわいな〜
#原料輸入先までかいてはいないような・・・

やっぱり気持ちの悪い話ですよね〜。
病原といわれてるプリオンって、まだよく判っていないとはいえ・・・
なんか状況証拠から言うと、すごくあぶなそうって思いました。
もし本当だったら治療法なんてないだろうし。
発症までの潜伏期も長いし。

実家で飼ってる犬だって牛のコラーゲン入りのドッグフード食べてる・・
ううう。やっぱり気持ち悪い話だ〜。

#でも、近頃新聞もニュースも見てなくってそんな話題全然知らなかった。
#世間ずれしてる私。^_^;;;

投稿日時:
投稿者:USER0088

[USER0088]です.

狂牛病について追加します.
山内先生に,このMLへの内容紹介・転載許可等をいただきました.

人獣共通感染症(Zoonoses)講義
このうち,
第26回目講義 (プリオンの謎)
第27回目講義 (プリオンその2)
第33回目講義 (Mad cow disease狂牛病ふたたび)
第33回目追加講義 (Mad cow disease追加)
以上を御参照下さい.

この講座は「Nifty Serve の霊長類フォーラムの講座がオリジナル」です(山内先生からこの点をあらかじめ断っておいて下さいとのことなので,明記しておきます).
よってNifty Serveでも,この連続講座を読むことが可能です.

とりあえず,33回の講義のみをここに転載するのみにとどめます(ハムスターMLの内容からは大幅に脱線しているので).ただし「これは十分な推敲をしていない文章ですので、内容、スペルともにミスがときどきあります。そのつもりでお読みください。」(山内先生)とのことです.

人獣共通感染症講義 (第33回) 3/22/96

牛海綿状脳症と公衆衛生:英国議会での声明

 牛海綿状脳症(Bovine spongiform encephalopathy: BSE)、別名狂牛病がヒトの神経難病クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)を起こす危険性が英国で問題になっていることは、本講座で何回かすでに紹介しています。

 今朝のNHKテレビのニュースが現在このことが英国で大きな社会問題になっていることを取り上げていました。メイジャー首相が場合によっては英国すべての牛を殺処分にする可能性もあるといったことも紹介していました。しかし、ニュースの内容は不完全で科学的観点からの解説はまったく行われていません。単に社会の反響の紹介だけでした。もっと正確に事態を理解しておく必要があると思いますので、今日ProMedで届いた資料の関連部分をご紹介します。なお、本講座第26、27回も参考にしてください。

 英国での今回の動きの発端は3月20日に、保健大臣ステファン・ドレルStephen Dorrellが下院で行った声明です。これは海綿状脳症諮問委員会から政府が受け取った勧告にもとづいたものです。この委員会はジョン・パッテイソンJohn Pattison教授を委員長として、神経学、疫学、微生物学の最高の専門家を集めて種々の海綿状脳症の動物および人の健康に関する科学的な見地からの勧告を行うために、1990年に設けられました。委員会メンバーは政府機関の科学者ではなく、それぞれの分野のトップクラスの臨床医です。委員会の目的はその領域で起こる科学的な疑問について単に政府に勧告するだけでなく、社会全体にも勧告することになっています。

 以下に委員会勧告の和訳をご紹介します。機関名など適切でない訳もあるかと思いますが、ご了承ください。

 委員会は最近CJD調査ユニットにより認められた42才以下の人に起きた10例のCJDについて検討を行った。その結果これらが今まで認められていなかった一定の病態を示していると結論した。これまでの患者の診療記録、遺伝的解析およびその他の考えられる原因、例えば診断例の増加などを検討したが、十分に説明することはできなかった。これは非常に重大な関心を引き起こした。現在のデータにもとづき、そして信頼しうる別の説明がないところでは、現在もっとも考えられる説明は、これらの例が1989年に特定の牛の離乳食の禁止を決定する以前に、BSEに暴露されたことと関連があるということである。

 CJDはきわめて稀な病気であり、この新しい病型が今後出るとしても、どれくらいということを予測するのは早すぎる。継続的な調査がもっとも重要なことであり、委員会は英国および外国からも今回の知見の意義について十分な評価を行うための協力を積極的に求めている。

委員会は公衆衛生を守るための現在の対策を適切に強化することがきわめて重要であることを強調するものであり、脊髄の完全な除去を保証するよう常に監督することを勧告する。

委員会は次の点も勧告する。

a. 30カ月令以上の牛の死体は承認された施設で、食肉衛生局の監督下で骨を除去しなければならない。
b. すべての家畜に対して、哺乳動物の肉と骨付き餌の使用を禁止する。
c. 公衆衛生局および関連部局は本委員会に相談の上、これらの知見についての勧告を行う。
d. 委員会はさらに研究を推進することがきわめて重要と考える。

委員会はこれらの知見がミルクの安全性についての勧告を変更するものとは考えていない。

上述の勧告が実施されれば、牛肉を食べることによる危険性は現在、きわめて小さいと考える。
 
ラルフ・ブランチフィールドJ. Ralph Blanchfield (Food Science, Food Technology & Food Law Consultant)の注釈によれば、今回の10例での異常な点は以下の通りです。

1。一般に言われている危険因子は関わっていない。
2。通常のCJD患者よりも年令が平均で27、5才も若い。(普通は63才以上)。
3。死亡までの期間が平均13カ月。(普通は6カ月)。
4。脳波のパターンが典型的でない。
5。脳の病理組織検査ではCJDと診断されるが、通常のCJDとは異なり、プリオン蛋白プラークの大きな蓄積がある。(しかし、脳の病理組織変化はBSE感染牛のものとは全く異なる)。

SEAC委員長パッテイソン教授は、今回の例は、ほかの誰よりも我々が非常に注意深く調べた結果、見つかってきた可能性もあると述べているとのこと。
また、ブランチフィールドの個人的見解として、もしも委員会の考えるような説明が正しいとしたら、10例をはるかに上回る例数がすでに見つかっているはずであると。
********************************************************
人獣共通感染症 (第33回追加)3/23/96

牛海綿状脳症についてのQ & A

 海綿状脳症諮問委員会(Spongiform Encephalopathy Advisory Committee SEAC)委員でマンチェスター伝染病対策コンサルタントのマイク・ペインターMike PainterがまとめたQ & AがProMedで流されてきました。非常にわかりやすい内容ですので、ご紹介します。(BSEに限らず、ほかの問題でも一般向け情報提供は、このように分かりやすいものにするべきだと感じさせられました。)なお、これは完全に彼の個人的見解と断ってあります。

1。何が起きたのか?
エデインバラのCJD調査ユニットがCJD患者の脳の病理学的変化で、これまでとは異なるものを見いだした。問題になったのは、調べたすべての切片で多数のアミロイド斑の存在を見いだしたこと。このアミロイド斑の形態は古典的CJDではこれまでに認められていない。

2。何例起きたか?
これまでに10例。

3。どれくらいの期間にわたって?
症状の出現時期は1994年初めから1995年後半まで。

4。年齢分布は?
大部分は20才台半ば。2例は10才台後半で1例は40才台前半。

5。特定の地域に多い傾向は?
はっきりしない。数がまだ非常に少ない。

6。すべての例が死亡したのか?
2名はまだ生きている。

7。これは大きな流行の前触れか?
なんとも言えない。今のところ、数十万人といったことは疑問だ。しかし、10例を越えることは間違いないだろう。最終的にどれくらいになるかまったく分からない。

8。新しいタイプの病変はBSE に汚染した牛肉を食べたためか?
まったく分からない。しかし事実は、この病変がこれまで記載されていないものであり、新しい危険因子が出現したと結論できる。よくは分からないが、考えられる潜伏期すなわち8ー10年間を考慮すると、もっとも可能性のある説明はBSE病原体への暴露によるということだ。

9。どのようにしてBSE病原体が人の食べ物に入ったのか?
これもはっきりしたことは分からない。これまでのところ、筋肉組織がBSEを伝達することは、どのような伝達実験でも示されていない。これとは対照的に、高い感染価が脳、脊髄、細網内皮系で見つかっている。

ひとつの説明は中枢神経系のかけらがなにかの肉製品、たとえばハンバーガーやパイに入っていたということだ。ケースコントロールスタデイで証明するにも時間がかかる。

10。危険性はまだ存在するか?
1989年に6カ月令以上の牛の中枢神経系、扁桃、脾臓およびすべての年令の牛の胸腺、腸管、脊椎が人と動物の食物に利用することを禁止した(特定の牛のくず肉の禁止措置Specified Offal Ban)。

(注:前回特定離乳食と訳しましたが、Offalはくず肉ですので訂正します。)

この禁止措置は昨年、脊椎から機械で集めた肉にまで広げられた。
以上の点に加えて、筋肉からの伝達実験が陰性であることを考えると、1996年に牛肉を食べることによる危険性は、1989年以前よりも数桁は低いというのが妥当である。ゼロリスクというのは不可能だが、私にとって、牛肉を食べるのを止めなくてもよいという理由としては十分である。

11。これらの例は、特定のくず肉禁止の措置でBSEの広がりを抑えるという考えが
間違っていたことを意味するのではないか?
必ずしもそうではない。特定くず肉禁止措置の施行が、当初期待通りに十分には実施
されていなかったことが明らかである。今ではこの点が認識されている。

12。牛肉の消費を完全に禁止する必要はないか?
現在、人の食用に流通している肉に感染性があるという証拠はない。現在の証拠から完全な禁止は困難と思う。

13。後で後悔するより安全を優先する方がよいのではないか?
ゼロリスクという考えに戻ることになる。この方が受け入れられるが、実際に実行するのは不可能とはいわないまでも、きわめて困難である。危機に際して、純粋に感情面から反応するのを避けるのは難しいが、慎重かつ論理的な反応がもっとも満足すべき結果をもたらすものと信じている。

14。ハンバーガーやパイのような肉製品を食べた人に心配はないか?
心配するのは当然だが、絶対的な保証を与えるのは不可能である。私が言えることは、特定くず肉禁止措置以前のような汚染があって、大きな危険をもたらすとは考えにくいということだ。しかし、非常にわずかの人々への危険でも、全体としてはかなりの人々への危険につながる。

最初の特定くず肉禁止措置以来、この措置が効果的に実施されるにつれて、汚染の危険性は減少するだろうし、また国内での感染牛の数も減ってきている。

19。(15ー18欠)。子供に牛肉を食べさせて安全か?
伝達実験で筋肉に感染性がみつからなかったとはいえ、検出限界以下の量があるかもしれない。子供が成長期にあり、しかも大人よりも長い生涯にわたって暴露される可能性があるという事実は、重要な疑問を投げかける。現在、海綿状脳症諮問委員会は、勧告の変更は行っておらず、子供に食べさせることを控えるような勧告も行っていない。この問題は今週末に詳しく討論される予定である。

20。BSEの80%が乳牛に起きていることを考えると、ミルクを飲むことに危険はないか?
感染牛のミルクでBSEを伝達することはできていない。これまでのところ、誰もミルクからの危険性がないと判断することはできていない。

21。感染しているかもしれない人をスクリーニングする試験方法はあるか?ない。

22。ナランNarang博士が開発中の試験方法は何か?
この試験の感度と特異性について詳しくは知らない。それゆえ、100万人に1人という病気のスクリーニングに適当かどうかいうことは私にはできない。99.95%の特異性でも、1例の陽性に対して500例の擬陽性を残すことになる。この500例の擬陽性は大騒動になるだろう。

適当なスクリーニング試験が利用できるようになるとしたら、その時は、その応用が緊急の課題になることは間違いない。

23。遺伝的素因で危険性の高い人を検出するスクリーニング試験はあるか?
ない。

24。人が羊からスクレイピーにかかる可能性は?
羊でのスクレイピーは少なくとも200年前から知られており、人に伝達されたということは、まったく知られていない。この点が変わったと推測する理由はまったくない。

25。牛で問題になったものと同じ汚染飼料が、羊にも与えられたとしたらどうか?
これは別の可能性の問題であり、伝達実験では牛の病原体を羊に伝達しうることが示されている。しかし、最近、羊のスクレイピーのパターンに変化はなく、それゆえ現在、羊が人への問題になるという証拠はない。農業食糧省はスクレイピーの監視を続けており、本委員会はすべての最新情報を受け取っている。

26。今週よりも前になぜ、行動が起こせなかったのか?
CJDは非常に稀な病気であり、臨床医が非公式に症例をエデインバラのCJD調査ユニットに報告している。診断の確認は、多くの場合解剖で行われている。異なる病変が見つかったとしても、これが年令の若いことと関連があるかもしれない正常の変動かどうか明らかではない。同じような変化を示す例が増えるにつれて、これが多分正常変動ではないことが明らかになってくる。この知見の重要性から、医師達は同僚に確認してもらうことを望んだ。このことが行われ、これが新しい変化であるという点で意見が一致したところで、本委員会は政府に、この情報を一般に知らせるように勧告したのである。

27。人から人への広がりの可能性は?
CJD患者からほかの人へ伝達された例はまったくない。脳生検用の外科器具を通じて伝達された例はあるが、これは日常活動とは別のものである。新たに見つかった病型のものがこの点で、異なると推測する理由はない。

28。心配している患者を抱えている一般医師に、どう言ったらよいか?
患者がしっかりしていたら、上述の情報を教え、そしてBSE に関連した病気の可能性は非常に低いということを告げるべきだ。もしもCJDを疑わせる神経症状を示している場合には、一般医師は地域の神経科医師の意見を求めるべきだ。神経科医師はエデインバラのCJD調査ユニットの臨床医からアドバイスが受けられることを承知している。

29。肉屋や屠場で働く人になにか特別の注意は?
もっともハイリスクとみなされる屠場従業員で新型のCJD はない。しかし、本委員会は勿論、公衆衛生局にこのような職場での安全対策を再考するよう勧告した。

30。農夫でのCJD危険性は?
全体として農夫でCJD例が増加していることは事実である。しかし、まだ数は非常に少なく、また同じような増加傾向はBSEの存在しないほかの国でも見られている。今回の10例の新型CJDはいずれも農夫ではない。

31。農夫でのこの増加傾向は殺虫剤のように、BSEとは関係ないほかのことと関連はないのか?
なにかが農夫に影響を与えていることは明らかだが、なにかは分からない。殺虫剤も疑われているが、これもまた、証拠はない。

32。BSEの原因はいったい何か?
病原体の本体についての議論はまだ続いている。プリオン説が有力であり、これは核酸を欠いた小型の糖
蛋白で、感受性の人の中枢神経系の中で、特殊の蛋白を産生を引き起こす。ほかにある種のウイルスが原因であるという考えの人たちもいる。病原体の起こす病気は明らかだが、病原体を見ることは不可能だ。

33。BSE/CJD病原体の不活化方法は?
塩素剤、通常の調理温度、紫外線、弱い酸など普通の方法には抵抗性であり、不活化は非常に難しい。

いまのところ
1.42歳以下の10例の症例が,従来の典型的なCJDとは異なる点がある.
2.BSEから感染したかどうかに関しては「よくわからない」.というのが,現状のようです.

それにしても情報開示に対する我彼の国の差を考えると,情けないものがあります.
それでは失礼します.

投稿日時:
投稿者:USER0096

[USER_NAME]です。

夕飯を食べながら、テレビをみていると、思わずはしをおいて見入ってしまいました。

P:M 9:30〜のNHKで狂牛病の話をしていました
テムズ大学の先生の話の中に牛以外の動物で、発症するか調べたところ、十九種類確認できたそうです。

その中に、、、、ハムスターが、、、、入っていました。

ペットフードに関しては、4月1日より自粛されていること。
イギリス産の牛は使用していない。とのこと
これだけしかわかりませんでした。
  
話題が人間への感染なのでそれ以上わかりません 

輸入されているペットフード、要注意!
国産のものも原料がどこから来ているかわからないので、とても不安、です。

私以外にもテレビをみて不安になっている方がおられるとおもいます。

ペットフードの原料等、詳しい方おられましたらおしらせください。

( 以前にも話題になっていましたが、ハムスターにも感染するそうなので、)

投稿日時:
投稿者:USER0008

[USER0008]です。

ペットフードの原料等、詳しい方おられましたらおしらせください。

ハムフードは原材料も栄養も不安ですし、これを期に皆さんも鳩の餌メインに切り替えたらいかがでしょう。ただ、これはこれで今度は農薬が心配だけど。

うちは、ず〜っと鳩餌メインの(自称)自然食品だったです。
ハムフードは添加物等が気になっていたので・・・
でも、最近栄養バランスが良いと聞いてハムフードを試し始めたところです。
#でもあんまし食べてくんない。

鳩餌の農薬のことなんですが、前に無農薬の牧場の有精卵を買ってきたときにその卵についてたカードにこういうことが書いてありました。

 恐怖のポストハーベスト
皆さんは、輸入のトウモロコシ、大豆等に出荷の段階でジャバジャバ農薬がかけられていることをご存じですか。殺虫剤のマラチオン、殺菌剤のTBZなど5種類が許可されています。収穫前の農薬も危険ですが、何らかの形で直接口に入るこれら収穫後農薬(ポストハーベスト)の方がいっそう危険なのはいうまでもありません。
日本子孫基金がこんな実験をしました。ポストハーベストされた米としない米をコクゾウムシ50匹に食べさせてみたのです。1週間後ポストハーベストされた米を食べたコクゾウムシは、哀れ30匹が死亡してしまいました。
ゾゾー。研究者はアトピー性皮膚炎花粉症等はこんな微量の化学物質の長期摂取が人間の免疫系にダメージを与えているためだと考えています。

私は薬関係の知識もないので、「マラチオン」や「TBZ」という薬がどれだけ怖い薬なのかわからないんですけど、輸入のトウモロコシ、大豆っていったら、ハム達の鳩餌そのものではないですか。

鳩餌は農薬が心配。ハムフードは添加物や狂牛病が心配。
野菜も農薬が・・・。
安心してハムちゃん達に食べさせられるいいご飯はないですかねぇ。

うちの子はとりあえずとっても元気でもぞら君ももうすぐ1歳になります。
でも、病気になってから悔やんでも悔やみきれないですから。

投稿日時:
投稿者:USER0013

[USER0013]です.

時間がとれたので少しだけ.

>P:M 9:30〜のNHKで狂牛病の話をしていました
テムズ大学の先生の話の中に牛以外の動物で、発症するか調べたところ、十九種類確認できたそうです。

その中に、、、、ハムスターが、、、、入っていました。

実験方法ですが,海綿状脳症(以下TSE : BSEを一般化した表現)を発症した牛の脳組織を大量に経口投与することにより,発症するかどうかを確かめたものです.また,マウスにBSE牛の神経系の組織(脳等)および網膜を注射すると感染することがわかっています.
#実験条件としては,かなり特殊であるといえます.

ペットフードに関しては、4月1日より自粛されていること。
イギリス産の牛は使用していない。とのこと
これだけしかわかりませんでした。

4月2・3日の両日にWHOで専門家による国際会議がひらかれ,勧告がでています.
以下はプレス・リリースの山内先生による翻訳です.

国際専門家による勧告:BSE拡大の防止と人への危険の可能性の減少のための対策
1996年4月3日

 1996年4月2ー3日にWHOが開催した会議で、国際専門家はBSEに関連した公衆衛生問題と、1996年3月20日に英国政府が正式に報告したクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の新型の出現について、検討した。

 最新の科学的情報にもとづいて、専門家会議は動物間でのBSEの伝播を最小限に抑え、BSE病原体に人が暴露されるのをできるだけ完全に減少させるために、以下を勧告する。

専門家会議の所見

牛海綿状脳症

 BSEは牛における伝達性海綿状脳症transmissible spongiform encephalopathy(TSE)であり、1986年に英国で最初に発見された。同様の変性疾患は種々の動物種で起きている。BSEの牛への伝達は、羊と牛を原料とする濃厚飼料中の汚染肉と骨粉を介して起きたとみなされる。英国は本病の高い発生が見られる唯一の国であり、流行は主として、1988年にとられた反芻動物(牛、羊、山羊)の餌の禁止措置以前に、汚染した牛の材料を牛に戻すリサイクルによるものとみなされる。今日までBSEの母親から子への伝達、または水平伝達の証拠はない。

 英国での本病の発生は有意に低下してきている。しかし、これまでのところ流行を抑えるまでにはいたっていない。BSEの全世界での分布ははっきりしないが、ほかのヨーロッパ諸国の牛で、はるかに低い頻度の発生が報告されている。これらの国のBSEの一部は、おそらくBSEに汚染した餌の摂取に関連があるものと思われる。

新型CJD (Variant CJD)
 委員会は英国の10例の臨床および病理学的データを検討した。本病は古典的CJDに普通に見られるものより若い年令に起きており、いくつかの臨床的、病理学的な違いを示している。これら10人の所見にもとづいて、委員会は本症候群の頻度と分布を決定するのに必要な調査が、より正確かつ容易にできるように、新型についての定義を定めた。

 委員会はBSEと新型CJD の間にはっきりした関連はないと結論した。しかし状況証拠は、BSEへの暴露がもっとも可能性のある仮説かもしれないということを示唆している。これらふたつの病気について、さらに研究が緊急に求められる。

 BSEへの暴露は英国での一連の措置により、すでに非常に減少してきている。本委員会の勧告の実施により、BSEへの暴露の危険性はさらに最小限のレベルにまで減少されるはずである。

勧告

牛海綿状脳症

1。TSEの症状を示すいかなる動物の部分も、人、動物いずれの食物連鎖に入れてはいけない。すべての国は、TSE汚染動物の屠殺と安全な廃棄を確実に行い、TSE感染性がいかなる食物連鎖にも入ることができないようにするべきである。すべての国は、レンダリング(脂抜き精製)方式を点検して、TSE病原体が効果的に不活化されることを保証すべきである。

2。すべての国は、パリの国際獣疫事務局(Office International des Epizooties:OIE)の勧告に従って、BSEの継続的監視体制と強制的報告体制を確立すべきである。
監視データがない場合には、その国のBSEの状況は不明とみなす。

3。国内産の牛にBSEが存在する国は、BSE病原体を含む可能性のある組織が、人または動物のいかなる食物連鎖にも入ることを許してはいけない。

4。すべての国は、反芻動物の組織を反芻動物の餌に用いることを禁止すべきである。

5。特定の製品については:

*BSE 感染動物のミルクについての試験では、いかなるBSE感染性もみいだされていない。ほかの動物や人の海綿状脳症での知見でもミルクは本病を伝達しないことが示唆されている。したがって、ミルクおよびミルク製品は、BSEの高い発生のある国でも、安全とみなせる。

*ゼラチンは、その調製過程でBSE感染性を破壊する化学的抽出操作があるため、人が消費しても安全とみなせる。

*ろうそく用の獣脂も、適当なレンダリング方式がとられていれば、安全とみなせる。

6。医療材料は経口および注射に用いられるために食物とは異なる。医療材料に関しては、BSE病原体の伝達の危険性を最小限にするための対策が1991年のWHO専門家会議で決められており、現在も有効である。

*さらに新しい情報が入れば、これらの対策は点検され、必要に応じて強化される。

*医薬品工業用の材料は、監視体制が存在しBSEが存在しないことを、または散発例を報告している国から入手することが重要である。この点はとくに繰り返し強調されている。

*精製や不活化操作は感染の危険性を減少させるのに役立つ。しかし、BSE病原体は、普通の微生物を破壊する物理化学的操作に非常に抵抗性であることを認識しなければならない。

7。TSEについての研究、とくに急速診断、病原体の性状解析、人と動物におけるTSEの疫学についての研究を推進しなければならない。

新型CJD

1。新型CJDの地理的分布は、現在のところ英国のみで報告されているが、さらに調
査しなければならない。

2。この新しく見いだされた型についてのもっとも可能性のある仮説はBSE病原体への暴露であるが、これら新型例についての科学的研究データをさらに集めて、関連をはっきりさせることが緊急に求められる。最近のヨーロッパでの共同研究をモデルとして、あらゆるCJDの型についての調査・監視に関する研究をさらに全世界にわたって行うことが必要である。

3。牛肉および牛肉製品からのBSEへの暴露は、すでに英国でとられた対策により大いに減少してきている。BSEへの暴露は、ほかの国ではこれまでも低いものであった。委員会はこれらの勧告の実施により、牛肉および牛肉製品の中のBSEへの暴露のいかなる危険性も最小限度にまで確実に減少させうるものとみなしている。

全世界にわたってのBSEと新型CJDについての調査が増すにつれて、1ー2カ月中にはさらに情報が集まるであろう。WHOはこれらの進展を絶えず調べながら、必要に応じて勧告を最新のものにもっていく予定である。

ウシからヒトへの感染は「可能性としては否定できないものの,明確な科学的根拠はない」.しかしながら,「BSEの伝播を最小限に抑え、BSE病原体に人が暴露されるのをできるだけ完全に減少させるため」にあらゆる措置を講じておこう.というのが主旨となっています.その見地からは,ペットフードの英国からの輸入禁止も政策のひとつとして考えられたものだと思われます.

#ところで,英国等ではネコで海綿状脳症が発症している例があることが知られています.何をエサにもらっていたか(あるいは何をエサとして食べていたか),大体の想像はつきますが...

脱線がひどくなってきたので,このあたりで失礼します.

投稿日時:
投稿者:USER0047

[USER0047]です.

国立予防衛生研究所筑波医学実験用霊長類センターは、狂牛病と同様に脳がスポンジ状になる羊の病気スクレイピーが、実験によってリスザルにも感染した、と発表。スクレイピーの霊長類への感染が確認できたのは国内では初めて。
1981年に北海道で発生し保存されているスクレイピーの羊のプリオンをマウスに接種して発症させ、次にそのマウスの脳組織をリスザル4頭の前頭葉に接種。うち1頭が32カ月目に軽い神経症状を起こし、衰弱が激しくなったため今年3月に安楽死させた。
脳の検査でスクレイピーに感染したことが判明。別の1頭も現在軽い神経症状を起こしている。



とりあえず,山之内先生の講義を転載いたします.
[USER_NAME]さんはすでにご存じとは思いますが,ネイチャー誌の記事とその周辺の話題です.

山之内先生からのコメント:
「人獣共通感染症はニフテイ・サーブの霊長類フォーラムの中の談話室のひとつに、話題提供のために昨年4月から始めたものです。
(略)
 霊長類フォーラムへのアクセスはニフテイ・サーブでgo primateです。本講座以外にもいろいろな話題が提供されています。」

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牛海綿状脳症(BSE)のサルへの伝達実験

 英国で見いだされた10名の新型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の患者は、BSEの感染による可能性が疑われていることは、これまでにこの講座でもご紹介しました。この後、英国で1名、フランスで1名、新型CJDが見いだされ、現在計12名になっています。

 果たしてBSE由来かどうかは、今後の発生状況の疫学的検討、前回ご紹介したマウスでの潜伏期および病変のプロフィル、また人プリオン発現トランスジェニック・マウスなど、色々な面からの検討が始まっています。

 今回、フランス原子力委員会の研究所のラスメザスC.I. Lasmezasらが、BSEの脳乳剤のカニクイザルへの接種実験の成績をネイチャーVol. 381(6月27日号)に発表しましたので、要点をご紹介します。

 なお、本論文についてネイチャー編集者は記者発表で、 ネイチャーがこの論文を受理して審査している段階で、原子力委員会が6月13日に記者発表を行ってしまったことを大変残念に思うと述べています。その結果、LetterではなくScientific Correspondenceの欄に掲載することにしたとのことです。

 英国から提供された1頭のBSE発病牛の脳乳剤を2頭の成熟カニクイザルと1頭の生まれた直後のカニクイザルの脳内に、それぞれ400 ulおよび200 ulを接種したところ、2頭の成熟サルは150週で行動異常を示しはじた。1頭は抑鬱状態、もう1頭は異常な食欲。2頭とも小脳症状を示すようになり、そのうちにけいれん発作が起こるようになった。この2頭は行動異常が出現後、10および11週目に殺処分された。若い方のサルは128週目に同様の症状を示しはじめ、23週後に殺処分された。

 脳の中の異常プリオンの分布は新型CJDと極めて良く似ており、海綿状変性も見いだされた。PAS 染色とアルシアンブルー染色で新型CJDに見られた花のような形のアミロイド斑が検出された。これはとくに若いサルの方に顕著であった。また、その分布も新型CJDのものに似ていた。

 これまでに散発型CJDを接種した2頭のマカクサルでは、このようなアミロイド斑は見られていない。(はっきりしませんが、これは彼らの成績ではないようです)

 カニクイザルの属する旧世界サル・プリオン遺伝子も人と96.4%の相同性があり、人にもっとも近い実験モデルになるとみなされる。人ではプリオン遺伝子のコドン129が多形性であって、新型CJDではメチオニンがホモで、これがCJD感受性に重要とみなされている。牛とカニクイザルでは、129番のコドンはメチオニンだけである。

今回のサルは脳内接種であり、人でのBSE汚染は経口であって、ルートが違う。しかし、最終的な病変はBSEのような安定した株では、ルートに関係ないだろう。結論として、今回の結果は、BSEが新型CJDの原因という仮説を支持するものとみなせる。

 この報告についてNews and Viewsで、チューリッヒ大学神経病理のアグッチAdriano Aguzziが以下のような指摘を行っています。

 BSE病原体には、ほかの伝達性海綿状脳症の病原体にはみられない特徴があり、たとえば、羊、マウス、ハムスターでのスクレイピーの場合と異なり、経口投与で容易に多種の動物に感染を起こす。食人で広がったとされるクールーと同じようなアミロイド斑が存在することから、新型CJDの神経病変は経口感染が重要という推論が行われている。今回のラスメザスらの観察は、この議論とは異なり、人での新型CJDの神経病変はBSE株の特徴がサルで反映されたものとしている。

 とくに次の点で疑問がある。第1の点として、マカクサルの系が人の現実的モデルになるかどうかという問題がある。今回サルの脳内に接種されたのは50-100 mgの脳乳剤に過ぎないし、これは数年前までは人の食物に普通に含まれていた脳組織の量の範囲であり、経口では伝達効率がかなり低くなるだろうと推定される。BSEのサル接種での経口と脳内の感染効率は分からないが、500 mgのBSE牛脳乳剤を6頭の羊に経口投与を行った実験では1頭しか発病しなかったことが報告されている。

 第2の点は遺伝的感受性である。英国の新型CJD患者とフランスの1例では、いずれもプリオン遺伝子のコドン129はすべてメチオニンがホモであり、もう1例の疑わしい例では、バリンがホモになっている。したがって129がメチオニン、バリンとヘテロの場合(コーカシアンでは51%)は、プリオン説に基づけば、正常プリオンが2種類作られていて、それぞれが微妙な差を示すために、異常プリオンへの変換の効率を妨げるという説明ができる。今回のサルでは129番コドンについては明らかにされていない。

 また、危険因子と考えられるのに脳の中での正常プリオンの発現量がある。マカクサルで人と同じように発現されているかどうか確認することが重要である。

 もうひとつの重要な問題は、消化器から脳への侵入の機構である。この場合にはリンパ系組織が経路という証拠がいくつかある。しかし、問題なのはBSEプリオンは羊、ハムスター、マウスなど大部分の動物種ではリンパ細網系組織で増殖するのに対して、牛の脾臓とリンパ組織では驚くほど増殖しにくい。

 緊急に必要な実験は、サルへの経口投与と、最小感染量の決定である。これにはBSE脳の希釈系列を多数のサルに接種して長い年月観察しなければならない。

 BSEが人に感染を起こすかどうかについては、本講座27回でご紹介したコリンジらの人プリオン発現トランスジェニック・マウスの実験があります。このトランスジェニック・マウスは、BSEを接種した場合、CJD接種なら発病する予定の日を過ぎても発病しないことから、BSEが人に感染する可能性が低いことを示唆しようとしています。今回の報告は、サルの感染実験から新型CJDを起こす可能性があるという逆の内容です。すでにBSEのサルへの接種実験はこれまでにも行われていますが、私の知っているかぎり、マーモセットでの感染成立のみだったと思います。今回のネイチャーの報告では、このマーモセットの実験については、まったく触れていません。
 アグッチの指摘したように人へ経口感染したBSEの体内伝播に関する研究は、サルでは可能ですので、今後この方面の研究も重要になるものと思います。
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どうやら、経口摂取ではなく、リスザルの脳に直接接種したようです。経口摂取の場合のリスクについては、小生には経口摂取による感染のメカニズムが分かっていないので、不明です。

「経口摂取時の感染メカニズム?はまだよくわからない」というところではないでしょうか?

(個人的見解)
もし仮に,経口摂取による牛→ヒトへの感染があるとすると,イギリスで見つかった新型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者は潜伏期間?から推定して,今回の牛の海綿状脳症の大量発生の初期に感染したことになります.よって,今後約10年程度の推移(イギリスでどれだけ発症するか)を見ていれば,経口摂取による感染が事実かどうか推定できると思います(悠長ですね!).

(ハムネタ)
ちなみにハムスターフードに関しては心配ないです.