ミルワームに与えるエサで成長と味の検証
ミルワームに与えるストレスと味への影響
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- オリーブティー
こんにちは。
初めてトピックを立てます。
毎日のようにこのサイトを見ていますが、トップページのハムスターの台詞が月ごとに変わっていることについ先程気づきました。
ひまわりを植えるのは逃しましたが、暑さ対策しっかりしようと思います。
さて、表題の件ですが、
ミルワームを育てるうえで、ミルワームにとってストレスの少ない環境で飼った場合とストレスの多い環境で飼った場合とで、ミルワームの味(正確にはハムスターの食いつき)に差が出るのかどうかという疑問です。
例えば、豚や牛は広い牧場でのびのびと育つ方がお肉がおいしくなります。
ハムスターも(決して食べはしませんが)ストレスの少ない環境で飼うと、太りにくく適切な体型になります。
ならば、ミルワームもストレスを少なくして飼う方がおいしく、ハムスターも喜ぶのではないかと思ったのです。
現在、我が家では底面積が30cm×18cmのプラケースでミルワーム(買った時は200匹)を育てています。普通のプラケースより一回り大きめだと思います。
パン粉にはハムスター用ペレットと子猫用キャットフードを混ぜており、キャベツなどの野菜を常に絶やさず入れています。
また、室内は常に23度前後を保っており、快適な温度だと思います。
例えばプラケースを広くしたり、野菜による死角をもっと増やせば、もっとおいしいミルワームになるのか…?と、今実験をしてみようと考えているところです。
もし、皆様の体験で、こんな環境で飼ったらこのように成長してハムスターの反応はこうだった、など、環境とおいしさに関係のありそうなことがありましたら、教えてください。
よろしくお願いいたします。
長文失礼いたしました。
Re: ミルワームに与えるストレスと味への影響
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- 管理者
「オリーブティー」さんの引用:
毎日のようにこのサイトを見ていますが、トップページのハムスターの台詞が月ごとに変わっていることについ先程気づきました。
タンポポ食べようバージョンとかもあります。
月ごとではなく、日付で設定しているので、春になるとよく変わります。
「オリーブティー」さんの引用:
例えば、豚や牛は広い牧場でのびのびと育つ方がお肉がおいしくなります。
ハムスターも(決して食べはしませんが)ストレスの少ない環境で飼うと、太りにくく適切な体型になります。
ならば、ミルワームもストレスを少なくして飼う方がおいしく、ハムスターも喜ぶのではないかと思ったのです。
ほ乳類はストレスが強いと、胃腸(吸収)障害を起こし、成長や免疫機能に影響します。筋肉や脂肪だけでなく、体を循環している様々な物質が減り、補食する生物には栄養価の低いエサになるので、食う方も食われる方もストレスが強いと旨くないのも納得。
逆に考えると、天敵の襲われるような強いストレスがある場合に、リスクに対してネガティブに考えることで行動を減らし、エネルギー代謝を抑えることが、胃腸障害のきっかけなのかもしれないです。
だから、ミルワームの死亡率が減ったり、大きく育つのは、ストレスが弱いとも考えられますね。
「オリーブティー」さんの引用:
現在、我が家では底面積が30cm×18cmのプラケースでミルワーム(買った時は200匹)を育てています。普通のプラケースより一回り大きめだと思います。
パン粉にはハムスター用ペレットと子猫用キャットフードを混ぜており、キャベツなどの野菜を常に絶やさず入れています。
また、室内は常に23度前後を保っており、快適な温度だと思います。
人間のいうストレスを、昆虫がどう感じているのかは分からないですけど、温度やエサには影響を多く受ける生物なので、そういう意味では生育にストレスの影響を受けてると考えてもいいかも。
ちなみに、ゴキブリなんかの昆虫にも、学習や記憶を備えている者がいる事は分かっているらしいですが、ミルワームはどうなのか分からないですよね。
ミルワームも脅かしたりしないよう、育てた方がいいかもしれないですね。
「オリーブティー」さんの引用:
例えばプラケースを広くしたり、野菜による死角をもっと増やせば、もっとおいしいミルワームになるのか…?と、今実験をしてみようと考えているところです。
昆虫は季節に敏感なので、暑くなりすぎないようにキャベツの陰にでも隠れられるようになっているのなら、太陽光に当てた方がいいと思います。
うちは、ダニの心配も減るので、結構日当たりの良い場所で、ミルワームを飼ってます。
育て方を変えて、ハムスターに食べ比べてもらうのが一番だと思いますが、ヒマワリの種と違って、どんなミルワーム与えても必死で食べるし、食べきれないくらい与えても、ハムスターの性格では、目の前にある物からだとか、ミルワームの成長順とか、飼い主の思い通りには食べてくれそうもなさそうなので、実際には難しそうですね。
他には、ミルワームのエサを変えてみるとか、どうですかね?
砂糖などの添加物のない、オールブラン(ふすま)とか、鳥用の栄養食とか・・・。
私の方では、脱皮したての白いミルワーム、サナギ、成長が良く大きい幼虫は、喜んで取りに来るけど、成虫は戸惑ってから受け取るのは分かってます。
何か分かったら教えてください。
Re: ミルワームに与えるストレスと味への影響
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- オリーブティー
管理人様、ご返信ありがとうございます。
「管理者」さんの引用:
タンポポ食べようバージョンとかもあります。
月ごとではなく、日付で設定しているので、春になるとよく変わります。
そうでしたか、確かにタンポポ食べるよ!もありましたね。
春は誕生・成長の季節ですから、情報も多くなりますね。
余談ですが、うちのジャンガリアンはタンポポもクローバーも(いずれも我が家の裏庭採取)食べません。この子にとっては必要のない栄養素なのかもしれませんね。
「管理者」さんの引用:
人間のいうストレスを、昆虫がどう感じているのかは分からないですけど、温度やエサには影響を多く受ける生物なので、そういう意味では生育にストレスの影響を受けてると考えてもいいかも。
ちなみに、ゴキブリなんかの昆虫にも、学習や記憶を備えている者がいる事は分かっているらしいですが、ミルワームはどうなのか分からないですよね。
ミルワームも脅かしたりしないよう、育てた方がいいかもしれないですね。
突き詰めると、「ミルワームの最適な飼育環境とは何か?」になるでしょうか。
我が家は地震でプラケースが倒れたときに備えてプラケースに付属のフタをしているのですが、そのフタを取ると急いで隠れ始めます。
ミルワームがいきなり隠れたり、おどおどしたりする回数は出来るだけ減らすのが良さそうですね。彼らは命の危機を感じているでしょうから。
表情が無い分、ストレスがかかっているのかわかりにくいので、飼育環境を改善するのはとても難しいです…。
「管理者」さんの引用:
昆虫は季節に敏感なので、暑くなりすぎないようにキャベツの陰にでも隠れられるようになっているのなら、太陽光に当てた方がいいと思います。
そうですね、我が家でも日光のあたる場所にプラケースを置いています。
ただ、すぐ隣がハムスターのケージなので、ミルワームたちは獣の気配を感じているかも…?
「管理者」さんの引用:
育て方を変えて、ハムスターに食べ比べてもらうのが一番だと思いますが、ヒマワリの種と違って、どんなミルワーム与えても必死で食べるし、食べきれないくらい与えても、ハムスターの性格では、目の前にある物からだとか、ミルワームの成長順とか、飼い主の思い通りには食べてくれそうもなさそうなので、実際には難しそうですね。
そこなんです。前の投稿をしてから気付いたのですが、飼育環境を改善して本当においしくなったかどうかは、ハムスターに聞いてみるしかないのです。
人間がわかる方法としては、ミルワームの育ち(長さ、肉づき)が良くなったとか、ハムスターがいつもよりねだるとか、そのあたりでしょうか。
「管理者」さんの引用:
ミルワームのエサを変えてみるとか、どうですかね?
砂糖などの添加物のない、オールブラン(ふすま)とか、鳥用の栄養食とか・・・。
確か、ミルワームの記事にふすまで育てたさなぎとハムエッグ流で育てたさなぎの大きさ比較が載っていましたね。
ふすまの方を与えた時、ハムスターの反応はいかがでしたでしょうか…?
鳥用の栄養食は思いつきませんでした。試してみます!
「管理者」さんの引用:
私の方では、脱皮したての白いミルワーム、サナギ、成長が良く大きい幼虫は、喜んで取りに来るけど、成虫は戸惑ってから受け取るのは分かってます。
何か分かったら教えてください。
うちのはジャンガリアンなので嗜好性の高いものを好むせいか、どんな状態のミルワームでも喜んで食べます。小さくても、大きくても、さなぎでも、何色でも、成虫でも。
観察しましたが、喜び具合に差は無いように見受けられました。うちのが食い意地はってるだけかしら…
ミルワームのケースを分けて、飼育環境をそれぞれ変えて比較してみようと思っていましたが、ここ数日であれよあれよと言う間に成虫になってしまいまして、チビミルが生まれるまで実験はちょっとお休みです。
何か報告できることがありましたら、また報告させていただきます!
Re: ミルワームに与えるストレスと味への影響
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- 管理者
「オリーブティー」さんの引用:
余談ですが、うちのジャンガリアンはタンポポもクローバーも(いずれも我が家の裏庭採取)食べません。この子にとっては必要のない栄養素なのかもしれませんね。
タンポポ食べないですか。
うちは公園とかに咲いているのを洗って与えてるんですが、どの種も茎も葉も花も、全部食べますよ。
ハムスターの頭にタンポポの花を置いて写真を撮ろうとすると、ササッと花を手に持って、すぐに食べるので、なかなか良い写真が撮れないです。
「オリーブティー」さんの引用:
人間がわかる方法としては、ミルワームの育ち(長さ、肉づき)が良くなったとか、ハムスターがいつもよりねだるとか、そのあたりでしょうか。
季節や体調によっても食べる量が変わるから、ジャンガリアンとロボロフスキーなど2種以上を飼って、食べ方を比較しないと難しいですね。
ミルワームの体格は分かりやすいので、まずはミルワームかな?
「オリーブティー」さんの引用:
確か、ミルワームの記事にふすまで育てたさなぎとハムエッグ流で育てたさなぎの大きさ比較が載っていましたね。
ふすまの方を与えた時、ハムスターの反応はいかがでしたでしょうか…?
正確には、ペットショップの棚でふすまだけで育ったミルワームと、自宅でパン粉などのエサで育ったミルワームです。
自宅で育てていないミルワームを与えるときは、自宅に成長したミルワームがいないときなので、比較できてないんですよ・・・。
そういや、あまりねだらなかった気がしますが、小さいと外骨格ばかりで、普通に考えてもうまくないですから、参考にはならないかも。
「オリーブティー」さんの引用:
観察しましたが、喜び具合に差は無いように見受けられました。うちのが食い意地はってるだけかしら…
病気など体が弱っているときは、分かりやすいと思いますが、表情だけでなく普段の行動と比較して喜んでいるかを判断するので、元気なうちによく観察するのが大切です。
ジャンガリアンなんかは肉食性が強いので分かりにくく、エサを無駄に溜めない性格(個体)のゴールデンハムスターでないとさらに分かりにくいかもしれません。
経過報告
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- オリーブティー
お久しぶりです。
遅くなってしまいましたが、ミルワームの飼育環境と生育状況について少しですがわかったことがありますので、ご報告いたします。
1、今回飼育したミルワーム
先住ミルワームの卵から孵った自家製?ミルワーム
数えられませんが、数百匹にはなるでしょうか。
AグループとBグループに分けました。
なお、我が家では時期を少しずつずらしてミルワームを飼育しており、前回の書き込みで書いたチビミルワームと、今回のミルワームは異なります。
前回のチビミルワームはまだチビです。
2、飼育環境
Aグループ、Bグループ共に日が当たるところにケージを置きました。
また、両者ともに少ししなびた野菜(キャベツ、ニンジン)を与えています。
<Aグループ>
ふすまのみで飼育→あと1~2回の脱皮でさなぎか?くらいの大きさになったらBグループと同じ床材(ケージは別)にする
※さなぎの状態の差が、生まれた時からの蓄積によるものか、直前に食べたものに関係するのか気になったため、今回はこのようにしました。
<Bグループ>
パン粉をベースに、以下の物を適量混ぜて与えた。
・某有名なハムスターフードソフトタイプ
・鳩のエサ(とうもろこし、大麦、マイロ、麻の実、小麦、サフラワー、ソバ、豆類のブレンド)
・粟玉(房から零れ落ちたもの)
・子猫用キャットフード
生まれてからさなぎになるまで同じ床材で育てた。
3、(蛇足かもしれませんが)我が家のハムスター
・ジャンがリアンハムスター(ノーマル)のオス
・生後5か月程度(2015年8月8日時点)
・ペットショップからお迎えし、お迎え当初からミルワームを与えていた
・普段のエサは以下の通り
・某有名なハムスターフード(ソフト・ハード両方、ソフト多め)を餌入れに常に食べきれないほど
・鳩のエサ(Bグループのものと同じ)を週一回
・野菜(主にキャベツ・ニンジン)を常に餌入れに
・ミルワームを数日に1匹程度
・たまに無塩ピーナツを4分の1かけ
4、ミルワームの生育状況
・最初の数回の脱皮ではA、Bの大きさ等に目立つ差は見られなかったが、Aは死亡率が高い。Bはほとんど死なないが、Aは共食い等で死亡している模様。
・さなぎになる少し前あたりになると、大きさの差がわかりやすくなってきた。やはりBの方が生育が良い。太さ・長さともにBの方が勝っているように見える。さなぎもBの方が1.5倍くらい大きい。
※長さを測ろうとするとミルワームが縮んだり丸まったりしてうまく測れませんでした
・最も顕著な差は、さなぎになった後の死亡率である。Aは何割か死亡するが、Bはほとんど死亡しない。共食いをした形跡も見られないことから、Aは体力?が少なくさなぎになる過程で体に大きな負荷がかかりすぎるのかもしれない。
・Aはさなぎになる少し前に床材を変えていることから、ミルワームの生育の差は、チビの頃からの蓄積によるものが大きいと考えられる。
5、ハムスターの反応
どちらを与えても喜んで目の色を変えていた。
ただ、与えた後に「もう一匹!」とねだる頻度は、Bを与えた後の方が高い。
長くなり申し訳ありません。
以上が、今までにわかったことです。
とりあえず、ストレス云々はまだ調べきれていませんが、エサはミルワームの生育に大きく関わるようです。
今回の結果はあくまでも我が家で1回のみ調査を行った結果ですので、皆様のご自宅で同じことをして同じ結果になるとは限りません。
我が家でも、次回同じことをして同じ結果になるとは限りません。
参考程度に留めていただけると嬉しいです。
長々と失礼いたしました。
Re: 経過報告
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- 管理者
「オリーブティー」さんの引用:
・最初の数回の脱皮ではA、Bの大きさ等に目立つ差は見られなかったが、Aは死亡率が高い。Bはほとんど死なないが、Aは共食い等で死亡している模様。
・さなぎになる少し前あたりになると、大きさの差がわかりやすくなってきた。やはりBの方が生育が良い。太さ・長さともにBの方が勝っているように見える。さなぎもBの方が1.5倍くらい大きい。
※長さを測ろうとするとミルワームが縮んだり丸まったりしてうまく測れませんでした・最も顕著な差は、さなぎになった後の死亡率である。Aは何割か死亡するが、Bはほとんど死亡しない。共食いをした形跡も見られないことから、Aは体力?が少なくさなぎになる過程で体に大きな負荷がかかりすぎるのかもしれない。
・Aはさなぎになる少し前に床材を変えていることから、ミルワームの生育の差は、チビの頃からの蓄積によるものが大きいと考えられる。
予想通りになりましたね。
私個人じゃ検証できずにいたことなので、有意義なトピックになりました。
時期を見て、ミルワームの飼い方のページに、このトピックのリンクを張ろうと思ってます。
「オリーブティー」さんの引用:
ただ、与えた後に「もう一匹!」とねだる頻度は、Bを与えた後の方が高い。
ねだるハムスターの行動が、飼い主としては最高の回答っすね。
「オリーブティー」さんの引用:
とりあえず、ストレス云々はまだ調べきれていませんが、エサはミルワームの生育に大きく関わるようです。
昆虫では心までは読めないけど、成長途中で亡くなるくらい強い不調があるから亡くなるわけで、環境が悪いと体調的なストレスは感じているのではないですかね?飢えや共食いの恐怖もあるだろうし。
食べらえるために飼育されているミルワームはかわいそうですが、より大きく成長して、ハムスターがおいしそうに食べるのは、ストレスが少なく味も良いということで、理想的な結果ではないでしょうか。
Re: 経過報告
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- オリーブティー
「管理者」さんの引用:
予想通りになりましたね。
私個人じゃ検証できずにいたことなので、有意義なトピックになりました。
時期を見て、ミルワームの飼い方のページに、このトピックのリンクを張ろうと思ってます。
大変光栄です。ありがとうございます。
まだ1回のみの検証ということもあり、私が気付かない何かしらがAとBに差を生じさせていたかもしれないので、引き続き観察を続け、何かしら役に立ちそうなことがわかったらまた書き込みさせていただきたいと思います。
「管理者」さんの引用:
昆虫では心までは読めないけど、成長途中で亡くなるくらい強い不調があるから亡くなるわけで、環境が悪いと体調的なストレスは感じているのではないですかね?飢えや共食いの恐怖もあるだろうし。
そうですね、普通に考えれば、共食いなんて生物として最もしたくない行動のはずですから、それをせざるを得ない状況はかなり追い込まれた状況だと言えますね。
食べられるためとはいえ、一応「飼育」している以上、苦しい思いはできるだけさせたくないというしょうもないエゴもあります。
【前回書き忘れた重要な情報】
前回の書き込みで重要なことを書き忘れました。
Aのミルワーム達は、ふすまで育てているときは少々小さめのケースで飼育していました。Bと大きさを揃えるべきだったのですが、諸事情でそうしてしまいました。
ですので、Aにはもしかすると密集によるストレスもあるかもしれません(床材をBに変えるのと同時に、少し広いケースに移動させました)
【一応重ねて経過報告】
成長度合いは個体差もだいぶあるようで、AとBの大きさの差はあくまで傾向程度のようです。
ただし、死亡率は依然として明らかにAの方が高いです。半数以上はさなぎになってから、あるいはさなぎになる直前で死亡しています。
今回もまた長々と失礼いたしました。
また何か実験・観察で結果報告ができるくらいの情報が集まりましたら、ここでひっそりと書き込ませていただきます。
天高くミル肥える秋
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- オリーブティー
お久しぶりです。
前回の書き込みのミルワーム達は、無事に成虫になり子孫を残しました。
プラケースの中で1mmほどのチビミルが何匹かうねうねしています。
前から書き込ませていただいていた実験の件で、少しながらわかったことが増えましたので補足いたします。
【結果報告1ー餌が与える影響ー】
・Aグループはさなぎになるときに死亡しやすいが、さなぎになることができても、成虫になるときに死亡しやすい。あるいは、不完全な成虫になりやすい。
→ちゃんとした成虫になったのはさなぎの3割程度だと思います。
数としては、きちんとした成虫<死亡<不完全な成虫 です。
<不完全な成虫例>
・羽が左右片方しかない
・上半身は成虫で、下半身はさなぎ
・おしり部分のみさなぎ
・羽がない
・羽がちぢれたようになっている
・Aグループで成虫になれた個体とBグループの成虫を比べると、Bグループの方が大きく、つややかである
・Aグループの成虫の方が、Bグループよりさなぎの共食いが多い気がする
→成虫になった途端、近くにいたさなぎにかぶりつく個体が散見されました。栄養不足が極まったのか?
【結果報告2-実験の副産物-】
・Bグループに与えていた鳩の餌は不要なようである
→ほとんど食べていませんでした(キャットフードやハムスターフードは食べる)
・幼虫時は大丈夫だが、成虫になると密集に対するストレスが強いようである
→グループごとに成虫を観察したのち、繁殖の都合で成虫をひとつのプラケースにまとめたところ、餌は十分なはずですが共食いが格段に増えました
【考察】
前回からお伝えしている通り、ミルワームの生育において餌は重要な働きがあるということは間違いありません。
ミルワームにとって「いい餌」が何なのかは、ハムスターにとっていい餌が何なのかを考えるのを同じくらい難しいですが、
例として、Bグループに与えた餌(-鳩の餌)は少なくともAグループより「いい」と言えます。
まるで幼少期のトラウマを引きずるように、幼虫期の栄養不足は成虫まで引きずられます。
その点を考慮すると、ペットショップでミルワームを買うより、
できるだけ自家繁殖させた方が良いというのが私の結論です。
しかし、自家繁殖は一歩間違えると私のように何千匹ものミルワームを飼育することになってしまいます。
ミルワームの繁殖についての記事を別に投稿いたしますので、そちらもご覧いただき、皆様のご経験やお知恵を活かす場としていただけたらと思います。
今回も長文失礼いたしました。