子宮内膜炎→子宮蓄膿症の疑い
子宮内膜炎→子宮蓄膿症の疑い
投稿日時:
- 名前
- dai
いつもお世話になってます。
我が家で飼っているゴールデンハムスターが子宮の病気にかかりました。
病院で検査をし、ある程度結論を出すことができたので、まとめさせてください。
= ハムスターの状態 =
【種類】ゴールデンハムスター(ノーマル)
【年齢】1歳と5ヶ月
【性別】メス
【体重】150グラム強
【出産経験】無し
= 飼育状況 =
【ケージ】ロフト無しミニデュナ(幅550x奥行390x高さ270mm)
【備品】
・サイレントホイール21
・たこつぼ(大)
・ストーンプレート
・床材として広葉樹チップ
・巣材としてキッチンペーパー
・トイレとしてヒノキ砂を使用
【エサやオヤツ】
基本ニッパイペレットとキャベツたっぷり。
試しに買ってきたミルワームが異常成長をしてしまったので、7月後半〜8月前半は毎日3匹くらいミルワームをあげていた。
【ケージの場所】
ラックの上。直射は避けつつ、日照時間が分かるようにはしてある。
ワンルームなので、基本一緒の部屋暮らし。
【ケージの掃除】
2週間に1回大掃除。塩素&熱湯&天日干し。
どうも病気のキッカケが細菌っぽいので、異常が分かってからはケージと部屋の掃除は念入りに行っている。
【接している時間】
夜8〜9時頃にエサと軽いケージの掃除。その間に部屋を散歩させる。
ケージから出し入れするとき&お尻を見るとき以外は触らない。
【他に飼育しているペット】無し
= これまでの経緯 =
異常は7月前半から見られました。初期発見は私ではなく、獣医が見つけました。
行きつけの獣医は、もともとハムスターのメスの子宮疾患に敏感で、初めてこのハムスターを診せに行ったときからお腹〜お尻周りを重点的に診てくれていました。
(もともとこのハムに歯の問題があり、2週間に1回の間隔で病院通いをしていたので、発見自体は早期だったと思います)
獣医がお腹を押した際に、生殖器から球体状の白い液体が出てました。
この液体を調べ、膿ということが分かりました。
【処置】
・膿の検査…膿に細菌が多いと言われました。
・エコー検査
子宮を診ていただきましたが、見えるほど肥大はしていない。他の異常も特に見られない。と言われました。
・抗生物質2週間分を処方してもらいました。
【診断】
・子宮のどこかで炎症を起こしている可能性がある。
・引き続きお尻のチェックをしてください。
※家庭でのチェックでも、お腹を押して膿が出てくるか調べるのかと聞いたら、「ムリヤリ膿を出そうとしないでください」と言われました。家庭での調べ方は、お尻からの分泌物が何日も続くようだったら膿と判断してくださいとのことです。
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2週間後、経過を診せに行きました。
ここ2週間どうでしたか?と聞かれましたが、お尻がベタついていそうな日はあったものの、素人目には発情期の際の分泌物と膿の区別がつきませんでした。
これは正直に獣医に話しました。
【処置】
・エコー検査…子宮は腫れていませんでした。
・また抗生物質を2週間分いただいきました。
【診断】
・前回とほぼ同じ
獣医から、また再発するかもしれないので、もし再発したらまた来てくださいと言われました。
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また2週間後、診せに行きました。
お尻の具合は前回薬を与えていた時と変わらなかったと獣医に伝えました。
【処置】
・エコー検査…子宮は見えない→腫れていない。
・抗生物質を1週間分処方されました。
【診断】
・症状は沈静化しているもよう。抗生物質を1週間与えて様子をみてください。
この日獣医に、(子宮の疾患前提で)手術のことを聞いてみました。
手術の決め手はエコーで子宮が見えた時だそうで、今の段階ではエコーで子宮が見えない限り、手術を薦めることは無いと言われました。
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投薬も終わりまた2週間ほど経ったころ、巣材が赤く汚れていることに気づきました。
ハムスターのお尻を見たところ、血のようなものがカピカピの状態でお尻の周りに付着していました。
翌日朝いちに病院へ連れて行くも、ハム自身がお尻の周りを舐めてしまったらしく(患部からの出血も見られない)、お尻のどの穴からの出血なのかが分からなくなってしまいました。
【処置】
・エコー検査…やっぱり子宮は腫れていないようです。
・少し強めの抗生剤を1週間分いただきました。
【診断】
・血の出どころがハッキリ知りたいと言われました。
・「たぶん子宮からだとは思います」と獣医から聞くことができましたが、ハッキリ子宮から血が出たと断言できない状態でしたので、手術は見送られました。
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1週間後。恒例となった毎晩のお尻チェックの際、また出血の跡を見つけました。
血は乾いてカピカピの状態でしたが、前回より出血の量が多かったです。
前回の反省を生かし、患部が汚れている状態を携帯電話のカメラで撮影しました。
病院に連れて行った際、やはり患部を舐められていましたが、携帯の写真を見せて血が出ていることを獣医にアピールすることができました。
写真があったことは喜ばれましたが、どこの穴から出血か(尿か生殖器か)が画像から判断できなかったので、期待したよりも参考にはならなかったようです。
【処置】
・エコー検査…子宮は腫れていない。
・尿検査
エコーで膀胱に尿が溜まっていたので、獣医がハムのお腹を刺激して採取してくれました。
結果、細菌が多いが血の成分は混ざっていないので「白」。
・前回と同じ抗生剤を1週間分いただきました。
【診断】
・膀胱からの出血ではない。
・7〜8割がた子宮からの出血だろう。だが、子宮が腫れていないので手術は見送り。
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次の診察予定日の2日前に、初めてお尻から流血しているところを目撃しました。
子宮らしき穴から流血しているのがよく見えたので、やはり手術しかないのでは?と思い、獣医に出血したことと、次回の診察の際に手術の話がしたい旨のメールを送りました。
診察の前日と連れて行く直前は出血は見られなかったが、獣医に見せている間にたまたま出血をしたので、それを採取して検査していただきました。
【処置】
・血液?検査
血は交じっているが、ほとんど膿。細菌も多い。
子宮から剥がれた細胞が見えるので、間違いなく子宮内部からの出血。
・エコー検査…子宮は腫れていない。
・細菌対策の為、やや強めの抗生剤をいただく。
【診断】
・子宮の疾患であることは確実だろう。手術をしてみないと病名をハッキリさせることはできないが、『子宮内膜炎』から『子宮蓄膿症』へ移行しようとしている段階ではないか。
ここで初めて獣医から手術について前向きな話をいただきました。私の意向はあらかじめメールで伝えておいたので、トントン拍子に手術の方向へ話がまとまりました。
= 手術内容(術前) =
・子宮の全摘出
・ガス吸飲による麻酔
・手術時間は、20〜40分かかる予定
・腹部に比較的大きくメスを入れるが、(想定として)出血はあまり無いだろう
・子宮が腫れていないので摘出はやや難しいとのことです。ただ、手術対象がゴールデンハムスターで身体が他の子より大きいことと、いたって元気な状態なので、まだ成功率は高いだろうと言われました。
症状が現れて約2ヶ月も経ってしまいました。
子宮蓄膿症または子宮内膜炎の症例にもあるとおり、再発の繰り返しでした。
治ったかな?と思わせておいて、何日か後にはまたお尻から血が出てるのです。
正直、看病疲れや年齢によるリスクの不安があり、手術に対し「早くやれ」と強行姿勢をみせてしまったような気もします。
しかし、そんな私の念を感じつつも、必要である検査を慎重に行い、自分が納得できるようになったところで手術のGOサインを出してくれた獣医にはとても感謝しています。
手術を行うのは、私ではなく獣医である先生ですもんね…責任感を強く感じました。
今は手術が成功し、無事に帰ってきてくれることを願うのみです。
長くなってしまいましたが、最後に。
・もし獣医が初期に膿を見つけていなかったら、後々出てくる出血を『生理による出血』と勘違いしてしまい、大事な病気のサインを見逃してしまったかもしれません。『ハムスターは生理による出血は無い』これは、病気を検索してる際に知った内容です。
・「9割です」
先生に言われた、子宮摘出手術の成功率です(あくまで元気なゴールデンの場合の確率)。意外と高いじゃないか。そう思いました。
同じ手術を犬に行おうとすると、成功率は「9.99...割」らしいです。小数点が出てくるとは…。いかにこの数値が低いことか思い知らされました
議論というか、長い経験談になってしまいました。
術後の報告も、よろしかったら書かせてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
Re: 子宮内膜炎→子宮蓄膿症の疑い
投稿日時:
- 名前
- 管理者
「dai」さんの引用:
正直、看病疲れや年齢によるリスクの不安があり、手術に対し「早くやれ」と強行姿勢をみせてしまったような気もします。
私なら2ヶ月も待てないので、フライングしてしまいそうです。
「dai」さんの引用:
しかし、そんな私の念を感じつつも、必要である検査を慎重に行い、自分が納得できるようになったところで手術のGOサインを出してくれた獣医にはとても感謝しています。
読んでいる感じでは、治せる可能性が高くて、確証が欲しかったんだろうな〜という印象は受けました。
「dai」さんの引用:
もし獣医が初期に膿を見つけていなかったら、後々出てくる出血を『生理による出血』と勘違いしてしまい、大事な病気のサインを見逃してしまったかもしれません。『ハムスターは生理による出血は無い』これは、病気を検索してる際に知った内容です。
私は、出血が少量すぎて、子宮系の疾患の対処が遅れてしまったことがあります。
「dai」さんの引用:
先生に言われた、子宮摘出手術の成功率です(あくまで元気なゴールデンの場合の確率)。意外と高いじゃないか。そう思いました。
同じ手術を犬に行おうとすると、成功率は「9.99...割」らしいです。小数点が出てくるとは…。いかにこの数値が低いことか思い知らされました
獣医は、避妊手術をすることが多いから、そのあたりには自信がありそうですよね。
「dai」さんの引用:
術後の報告も、よろしかったら書かせてください。
ぜひ、お願いします。
写真があると、さらにうれしいです。
経過のご報告
投稿日時:
- 名前
- dai
先日、ゴールデンハムスターの子宮摘出手術を行ってきました。
おかげさまで、手術は無事に成功しました。
以下、術後の経過です。
「事が起こった時間」と「記事を書いた時間」と「記事を投稿した時間」に大分差がありますので、表記が少し変な箇所がございますが、どうかご了承ください。
【手術直前のハムスターの状態】
- 見た目には元気
- 体重の減少等は無い
- エサの消費は普通
- 手術の前3日間は出血が見受けられなかった
- 舐めすぎてお尻周りが若干ハゲている(前々から)
【卵巣・子宮摘出術】
病名…子宮内膜炎(子宮蓄膿症に移行しそうになっていた)
私は手術に立ち会わなかったので聞いた話になります。
ハムスター1匹に対し、獣医&スタッフ計4人がかりで手術を行いました。
ガス麻酔吸入を開始し、1分足らずで呼吸停止になってしまい、蘇生のため予定より多い薬物を使いましたが、それ以外は順調に事が運んだそうです。
当初、腫れていないので取るのが難しいとされていた子宮ですが、開腹してみるとチワワ並(獣医談)に子宮が腫れていたそうです。
入院はさせるつもりで用意をしていましたが、ハムスターの入院は逆に薦められないと言われたので、時間外用の連絡先を教えてもらい、当日に引き取ってきました。
さり気に持病であった過長歯の歯切りまでされていたので、エサは食べにくいかと思い、ペレット団子を普通のペレットと一緒に与えました。
目はうつろでどことなくボンヤリしていましたが、エサを受け取る根性はあったのでひとまず安心です。
翌日、再度病院に連れて行き、抗生剤の注射を投与してもらいました。
一番初めにいただいた種類の抗生剤を結構な量飲ませないといけなくなり、かなりの量残されてしまったので、刻んだ高野豆腐に薬を染み込ませて与えています。
しばらくは様子見になると思います。
「管理者」さんの引用:
読んでいる感じでは、治せる可能性が高くて、確証が欲しかったんだろうな〜という印象は受けました。
たぶん、そうだと思います。
行きつけの獣医は、自分の目で見た症状に関してはいつもより迅速に行動してくれていました
「管理者」さんの引用:
「dai」さんの引用:
先生に言われた、子宮摘出手術の成功率です(あくまで元気なゴールデンの場合の確率)。意外と高いじゃないか。そう思いました。
同じ手術を犬に行おうとすると、成功率は「9.99...割」らしいです。小数点が出てくるとは…。いかにこの数値が低いことか思い知らされました獣医は、避妊手術をすることが多いから、そのあたりには自信がありそうですよね。
術後、成功したからできる笑い話として獣医から話をうかがったのですが、
その中で、「中型犬3匹かハムスター1匹の避妊手術。24時間以内にやれと言われたら、私は迷わず中型犬3匹を選びます」という話を獣医がしてました。
そのくらい嫌なんでしょうね、ハムスターの手術って。成功したから笑えましたが。
「管理者」さんの引用:
写真があると、さらにうれしいです。
少ないですが、写真を撮りましたので載せたいと思います。
- 説明
- 子宮から出血していたときの写真です。
獣医に見せた写真と同じものです。
血は固まり、周りにこびり付いています。
どの穴から出血していたか判断できませんでした。 - ダウンロード回数
- 34回
- ファイル形式
- JPEG
Re: 経過のご報告
投稿日時:
- 名前
- 管理者
いろいろ、おつかれさまです。
今後の報告などもあれば、うれしいです。
「dai」さんの引用:
舐めすぎてお尻周りが若干ハゲている(前々から)
病気を早期に発見するための、きっかけになるんだろうなぁ〜と、再認識しました。
「dai」さんの引用:
入院はさせるつもりで用意をしていましたが、ハムスターの入院は逆に薦められないと言われたので、時間外用の連絡先を教えてもらい、当日に引き取ってきました。
私も、当日引き取ることを何度も体験しています。
体が身動きしにくいときに、他の動物や、いつもと違う環境だと、ストレスが溜まり、余計に悪くなる可能性があるので、麻酔が覚めるのを待って連れて帰ったりします。病院にいても、することも少ないですしね。
どこかのトピックに書いた覚えはありますが、手術させるときは、手術する数日前にケージを掃除して、帰ってきてもすぐにいつもと同じ清潔な環境があるという状態を作ると、ハムスターのストレスは減ります。
「dai」さんの引用:
目はうつろでどことなくボンヤリしていましたが、エサを受け取る根性はあったのでひとまず安心です。
麻酔が効いていて覚醒していない状態でも、体が弱っているときは食べることが良いということが分かるのか、無意識にエサを食べようとするのに、少し感動したことがありますよ。
手術で体力や体の部品が減っているのに、術前より体重が増え健康的になるハムスターもいるので、さらに驚いたりすることもありましたね。しかも、何度も。
粉薬の与え方こんなのもあるので、参考にしてください。
「dai」さんの引用:
そのくらい嫌なんでしょうね、ハムスターの手術って。成功したから笑えましたが。
そうやって、リスクに立ち向かってくれる獣医や飼い主が増えてくれると、互いにノウハウがたまり、悪い循環も減らせるんでしょうけどね。
とりあえず、感謝ですね。
ハムスターの更年期障害?
投稿日時:
- 名前
- dai
ご無沙汰です。相変わらず遅筆で申し訳ありません。
そうこうしている間、新たな問題が発生しておりました。
以下、経過の詳細です。
※「事が起こった時間」と「記事を書いた時間」と「記事を投稿した時間」に大分差がありますので、表記が少し変な箇所がございますが、どうかご了承ください。
■術後2週間くらい経過
術後しばらく元気にしていましたが、ある日急に元気が無くなってしまい病院に連れて行きました。
【前日までは見られなかった様子】
・右目だけ閉じている
・口の下には大量のよだれの跡。アゴの毛がビショビショに濡れている
・鼻からは鼻血の跡
・巣箱から極力出てこなくなり、散歩を要求しなくなる
・エサの食べ方がおかしい
→口でエサを引っ張る力が弱い
→エサをくわえ続けることができない
→口を大きく開くことができない
→にも関わらず、常に口が半開きの状態
→咀嚼が驚くほどスローペース
・いつもよりケージ内の臭いがキツい気がする
その日の診察時、獣医から開口一番「ハムスターを落としたりぶつけたりしませんでしたか?」と聞かれました。
この質問には、心当たりが無いと答えました。
次いで順々に異常が見受けられた箇所を診察していきました。
【診察箇所とその診断】
・開かなかった右目
…目やにが付着しているせいで開かない状態
・鼻血の跡があった鼻
…血と一緒に膿が混ざっている
・よだれが出ていた口
…歯も口腔内も視認による異常は見当たらない
食欲はあるのにエサが食べられないことが気がかりだったので、口の中に何も異常が見られなかったのが不思議でした。
また、診察時はいつも大人しかったこのハムが触診をひどく嫌がるようになり、大鳴きするようになっていました(今思うと痛かったんだろうな…と)
【獣医の見解】
避妊手術をしたことによる中性化の影響が出ているかもしれない。
そのひとつとしてホルモンバランスが崩れ、人間で言う『更年期障害』のような症状が現れている可能性があるのではないか。
この見解は正直納得できませんでした。
口からよだれを垂らしながらフラフラになりつつ噛めないエサを必死に食べようとする姿を、果たして『更年期障害のようなもの』で済ませられるでしょうか?
しかし、口腔内検査でも触診でも異常は見られず、家ではボーっとしていたハムスターも病院へ連れて行くなり(見た目上)元気になってしまい、「あー元気だねー」扱い。
栄養剤の注射と抗生剤をいただいて診察を終えました。
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結局は、更年期障害?の話題は無かったことになりました。
異常個所が目に見えたためです。先生たちは切り替えが早いなと常々感心します。
膿をためやすい体質?
投稿日時:
- 名前
- dai
上のレスとの連投になります。
※「事が起こった時間」と「記事を書いた時間」と「記事を投稿した時間」に大分差がありますので、表記が少し変な箇所がございますが、どうかご了承ください。
その後1週間はエサもうまく食べられず散歩を要求せず巣箱から出ず…の状態でした。
ただ、鼻からの出血は収まり、目やにとよだれの量は減少しました。
しかしある日、アゴの下にできた直径5ミリくらいの「できもの」に気づきました。
事情により行きつけとは別の病院で診察をうけ、獣医判断により患部を切開してもらいました。
前回の手術で呼吸停止した経験があることを伝え、麻酔無しで処置を行いました。
出てきたのは、小さい固形状のガムを噛んでペッと吐き出したような形と大きさの膿の塊です。
患部の中を洗浄したため、アゴの下にぽっかりと大きな空洞ができてしまいました。
これだけでもかなりショックだったのですが、3日後にアゴの穴から少し離れた胸部に黒ずんだ盛り上がりを見つけてしまい、前回と同様に膿の塊を取ってきました。
膿の大きさは前回とほぼ同じです。2回とも10分くらいで作業が終わりました。
胸の黒ずみは皮膚が壊死したとのことです。
壊死した箇所を切除したため、胸の方の穴が若干大きくなったうえ、今回切った患部は前回開けた穴と皮膚の下で繋がっているらしいとのこと。
このことから、アゴから胸にかけて膿が充満していたことが分かりました。
子宮の全摘出&膿の塊2個の切除…もともと150グラム超あった体重が120グラム台まで減少してしまいました。
しかし膿を取り払ったことで、エサの食べ方が改善しました。
アゴの下にあった膿の塊が食事の際とても邪魔だったようです。
早めに取り除いてあげられて良かったと感じています。
(余談ですが、外科的な処置をしたにも関わらずとても処置料が安かったです。子宮摘出の時はPS3買うのを諦めましたが)
今回のことを経て、傷口に木屑が入らないようにするため、床材を広葉樹チップから紙製のものに替えました。
現在は生活スタイルが健康なころに戻りつつあります。
散歩もちょっとするようになってきました。
しかし、獣医の見かたによるとまだアゴの下に「できもの」が残っているらしく、悪性腫瘍も視野に入れて現在様子を見ています。
連日投薬していたバニラの香りがする抗生剤は、この症状には合わないらしく、別の薬に変更です。
今回の薬は相当苦いらしいので、病院でシロップにしていただき、蒸したサツマイモに練りこんで朝晩与えています。
最後に。
子宮摘出手術自体は成功したと思います。
術後に現れた症状は、「手術による後遺症」というよりも、身体のどこかに膿を出す原因があり、それが子宮やアゴ・胸に膿をためていってしまった…と考えています。
獣医に「子宮蓄膿の件もあるし、このハムスターは膿をためやすいのではないか」と言われました。
何が原因で身体が「膿をためる」という行為を行っているのかは分かりませんが、原因追求はし続けていこうと思います。
また、身体に潜伏している「できもの」も気になっています。
上の記事でチョロっと出てますが、このハムは過長歯になったり歯を折ったり、とにかく歯に来るトラブルが多いです。
「できもの」が右下のアゴにあるため、庇いながらエサを食べているせいか前歯の長さが均一ではありません。
アゴ〜胸の膿との闘病からは、あれだけ長かった前歯がかなり短くなるという怪現象も起こっています。
獣医に「歯の根元がやられて、歯の成長が止まってしまうかもしれません」という冷や汗モノの宣告をされましたが、今のところ伸びている兆しはあるようです。
モノを食べられるか否かで介護する側の負担が左右されるので…祈りたい。
今週末、抗生剤投与の経過を診せに病院へ行く予定です。
また書くことができれば報告したいと思います。
(しかし、子宮の病気というより膿自体の闘病記事になりそうだ…)
「管理者」さんの引用:
手術で体力や体の部品が減っているのに、術前より体重が増え健康的になるハムスターもいるので、さらに驚いたりすることもありましたね。しかも、何度も。
ウチの場合も子宮を摘出してしばらくは、あれだけ肥大した子宮を取ったのに体重は変わりませんでしたね。
一般的にも避妊後は太ると言いますし。
Re: ハムスターの更年期障害?
投稿日時:
- 名前
- 管理者
「dai」さんの引用:
口からよだれを垂らしながらフラフラになりつつ噛めないエサを必死に食べようとする姿を、果たして『更年期障害のようなもの』で済ませられるでしょうか?
身内にも、更年期障害の人間がいますが、自律神経失調症の年寄りバージョンみたいなものですからね。症状とは関係ないでしょうね。
「dai」さんの引用:
しかし膿を取り払ったことで、エサの食べ方が改善しました。
アゴの下にあった膿の塊が食事の際とても邪魔だったようです。
早めに取り除いてあげられて良かったと感じています。
このことで、心身共に健康に近づき、いろんな症状が改善することもあるので、食欲が戻るのは大きいと思います。
「dai」さんの引用:
子宮摘出の時はPS3買うのを諦めましたが
うちのPS3は、ほぼメディアプレイヤー。
「dai」さんの引用:
術後に現れた症状は、「手術による後遺症」というよりも、身体のどこかに膿を出す原因があり、それが子宮やアゴ・胸に膿をためていってしまった…と考えています。
獣医に「子宮蓄膿の件もあるし、このハムスターは膿をためやすいのではないか」と言われました。
2つの症状を1つの原因にまとめるのは危ないかもしれないですが、細菌に感染していて、弱っているところに、症状として表れているのではないのかという感じがしています。
もしそうでも、ハムスターの血液の培養などは難しいと思うし、小動物用の抗生物質は何にでも効果があるというわけでもないので、更に難しいと思いますけどね。
とりあえず、体重とエサを元を戻して、弱点を作らないようにしたほうが良さそうですね。
「dai」さんの引用:
アゴ〜胸の膿との闘病からは、あれだけ長かった前歯がかなり短くなるという怪現象も起こっています。
自分で、歯を折ったりしてないですかね?
人間みたいに生えっぱなしではないので、栄養や健康状態が代わると、歯の性質って代わると思います。人間も、抗生物質の影響で歯の色が変わったりしますし。
全力でお金稼いでます
投稿日時:
- 名前
- dai
月日が経つのは早いものです。その後の報告です。
まず最初に、このトピックを立ち上げた本題【子宮内膜炎(子宮蓄膿症)】について。
アゴの膿に気を取られていて書き損じていましたが、手術の傷は10月初め頃には傷も完全に塞がり、傷跡も分からなくなっていました。
お尻からの出血も全く見られず、完治しました。
7月の発症から約3ヶ月間、とても長かったです。
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そして、11月17日。
そのハムスターは亡くなりました。
最期までアゴは膿んでおり、同時に肺も患ってしまい闘病中の最中の死でした。
【アゴの膿】
原因は最後まで分かりませんでした。
6月に根元から折ってしまった歯が原因かとも思いレントゲンを撮っていただきましたが、異常は見られないとのことでした。
【肺】
11月初めあたりから呼吸困難の症状が現れ、レントゲンを撮ったところ肺に異常が見られました。
7日間注射による薬剤投与が行われましたが、改善しなかったので、肺炎ではないそうです。
肺炎以外の病気だった場合、治療方法は無いと言われていたので、このあたりから近い将来の死を感じていました。
4日ほど入院させましたが、ストレスによる衰弱が激しく、亡くなる日まで
日中病院で酸素室 ⇒ 夜は自宅で療養
というサイクルを行ってきました。
最期は自宅だったことを考えると、もう酸素室外では生きられないくらい呼吸器が弱っていたのではないかと思います。安らかに逝かせてやれなかったことに悔いが残ります。
何かと病院にお世話になることが多い子でしたが、いずれの病気も1.5歳を過ぎた頃にみられたもので、老化による病気の対策の大切さを痛感しました。
「管理者」さんの引用:
2つの症状を1つの原因にまとめるのは危ないかもしれないですが、細菌に感染していて、弱っているところに、症状として表れているのではないのかという感じがしています。
そうですね。今考えると、別々の原因だったのかもしれません。
このハムも最初の検便で細菌の多さを指摘されました。それから床材や生活環境を見直してきましたが、まだ何か見落としていたのかもしれません。
「管理者」さんの引用:
「dai」さんの引用:
アゴ~胸の膿との闘病からは、あれだけ長かった前歯がかなり短くなるという怪現象も起こっています。
自分で、歯を折ったりしてないですかね?
人間みたいに生えっぱなしではないので、栄養や健康状態が代わると、歯の性質って代わると思います。人間も、抗生物質の影響で歯の色が変わったりしますし。
この現象もいまだに分かりません。闘病中はエサを食べるのも一苦労だったので、エサ以外を噛むことはありませんでした。
ただ、過去に折ったことのある歯がもろくなっていたので、削れるスピードが変わったのかもしれません。
最後に。
今回の死は手術(子宮摘出)が原因で起こったものではありません。
冒頭にも書きましたとおり、手術は無事に成功し、全快いたしました。
手術をしたことは良かったと思っています。
ハムスターの手術では比較的難しい部類に入る手術で、術中死のリスクもそれなりに高いです。
お金も思ったよりかかりました(先生いわく、ネコの避妊手術並だとか)
術後の介護も大変でした。
しかし、あの時手術をしていなかったらもっと早くに死んでいました。
手術を行っていたからこそ、あとから発症した病気に集中的に専念できました。
このトピックを最後まで読んでいただいた皆様、どうかご自身で飼われているハムスターを大切にしてあげてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
----------
以前管理人さんが教えてくださったトピックを参考にさせていただいて投薬を続けていたので、処方される薬が粉薬になってもスムーズに投薬の切り替えを行うことができました。
お力になりたいと思い、アレンジ版ですが私の投薬レシピを掲載させていただきました。
良ければご覧ください。
⇒粉薬の与え方
ご冥福をお祈りいたします
投稿日時:
- 名前
- mana
まずは愛ハムのご冥福をお祈りいたします。
キチンと病気の経過を書いてくださってたのでとても興味深く拝見していました。
結局顎の原因がわからなかったのが悔やまれますね…
やはりどこかから細菌に感染してしまったのでしょうか…
私は今まで数多く飼ってきましたが特に大病をすることもなかったのでとても参考になりました。
(仔ハムの脳疾患は経験ありますが…)
こうやってキチンと病気に向き合ってきた飼い主様がいる反面、病院にも行かずに「なんで死んだ?」と放っておく飼い主もいることが悔しくてなりません。
ありがとうございます
投稿日時:
- 名前
- dai
「mana」さんの引用:
キチンと病気の経過を書いてくださってたのでとても興味深く拝見していました。
どうも私は情報を発信する側に立つと、上手く言いたいことがまとめられないので長文になるきらいがあるようで、たいへん読みにくかったと思いますが。
興味を持って読んでいただけたようで、ありがたいです。
「mana」さんの引用:
私は今まで数多く飼ってきましたが特に大病をすることもなかったのでとても参考になりました。
羨ましい限りです。
今回亡くしたハムスターは数年ぶりに知識を付け直し飼い始めたもので、初めてハムスターを飼った時のような心境でお世話していました。
そのハムスターが立て続けに病気を発症したのを目の当たりにして、世の中に終生健康でいられるハムスターなんていないのではないかと錯覚したこともありました。
しかし、manaさんの飼育されているハムスターたちはほとんど天寿を全うしてくれたのですね。
これはmanaさんの飼育環境がとても質の高いことを表しているのでしょう。
私自身、見習わなくてはなりませんね。
次の子をお迎えする時は、今以上に質の高い飼育ができるように努力します
Re: 全力でお金稼いでます
投稿日時:
- 名前
- 管理者
「dai」さんの引用:
7月の発症から約3ヶ月間、とても長かったです。
人間の時間に無理矢理に換算すると5年ですから、ハムスターにとってはもっと長かったんでしょうね。
「dai」さんの引用:
肺炎以外の病気だった場合、治療方法は無いと言われていたので、このあたりから近い将来の死を感じていました。
私がよく知る獣医も、肺まで来ると手が付けられないと言ってました。
顔に影響出ると、だいたい患部が下へ下へと下がってくるので、そうならないために初期の判断が重要なんだと思います。
「dai」さんの引用:
このハムも最初の検便で細菌の多さを指摘されました。それから床材や生活環境を見直してきましたが、まだ何か見落としていたのかもしれません。
もう答えは見つけられないかもしれないですが、考えることはできるので、それを考え続けて次へつなげることが、死を無駄にしないことだと思います。
「dai」さんの引用:
しかし、あの時手術をしていなかったらもっと早くに死んでいました。
手術を行っていたからこそ、あとから発症した病気に集中的に専念できました。
そうですね。そう思えることが、大事なんだと思います。
「dai」さんの引用:
以前管理人さんが教えてくださったトピックを参考にさせていただいて投薬を続けていたので、処方される薬が粉薬になってもスムーズに投薬の切り替えを行うことができました。
そう言われると、無理してハムエッグを続けて良かったと思います。
「mana」さんの引用:
こうやってキチンと病気に向き合ってきた飼い主様がいる反面、病院にも行かずに「なんで死んだ?」と放っておく飼い主もいることが悔しくてなりません。
結果的に亡くなるから何もしないことを勧める人がいますが、それを言い出すと自分が生きていることも意味が無くなりますからね。
またそれを、親が子供に言ったりしますからね。
「dai」さんの引用:
そのハムスターが立て続けに病気を発症したのを目の当たりにして、世の中に終生健康でいられるハムスターなんていないのではないかと錯覚したこともありました。
終生健康でいられるハムスターなんていないですよ。
ハムスターだけでなく人などの最後を何度も見てますが、物語のように格好良く亡くなることはなく、最後はどれも悲惨ですね。ペットの場合、そのことに気づかないことも多いだろうから、突然亡くなったと思われることが多いんだと思います。