ハムスターと猫は一緒に飼える?
野良猫を保護している飼い主さんからの回答です。
食う食われる問題だけだと思いがちですが、リスやウサギのような食性の似た動物でも、餌場や縄張りを荒らされたと思うと、襲いかかることもあります。
[USER0434]です。
ところで猫とハムは一緒に飼える?
結論から言えば、「可能ではあるが、お勧めはしない」というところです。
アメリカのデルタ協会の活動の理論の中に「人間も動物も乳歯が生え換わる頃までにいっしょに遊んだ相手は襲わない」というのがあります。
「動物介在活動」の根幹をなす考えであり、子供達が幼少の頃に動物と触れあうことによって自分よりも小さな命に対して残虐な行動をとらなくなるということで、重視されています。
私が参加している特別養護老人ホームへの犬猫を連れての訪問活動も この一環として実施されています。
この訪問活動を小学校や幼稚園で実施すれば、「動物介在教育(AAE)」となります。
ま、理屈は置いておくとして、私自身も経験上犬や猫とハムスターが共存することは可能であると考えています。
しかし、やはり捕食者と被捕食者との関係が根底にありますので、犬や猫は赤ちゃんの頃から、共同生活者としてハムスターを認識しておいてもらう必要があります。
長女のホームページに載せてある猫達は、大人でおいていかれたものと、子猫で捨てられていたものとがありますが、どの猫も小鳥やハムスターを襲うことはありません。
でも、大人の猫では怪我していたり、病気の相手には眼の色が変わっているのが見て取れます。
大学を卒業して実家にハムスターを連れて返ってきた頃には、私は屋外の軒下でハムスターを飼育していました。
先住者の猫がいたからなのですが、特段、家の猫はハムスターを狙ったりはしませんでしたが、それでも猫が飛びつけない空中にケージを吊るしていました。
それでも、この時のハムスターは猫にやられました。ケージの扉を洗濯バサミでとめていたところ、それを齧って脱走したのです。我が家の猫は家の中にいましたので、たぶん、近所の猫が犯人だったのでしょう。
この事件にしても、猫の責任を問うても始まらないことであり、責任は注意を怠った飼育者である私にあります。
今、自宅の2DKのアパート周辺にいる猫達は全員野良猫であり、冬に家の中に潜りこもうとする野生の二十日ネズミは、かなりの頻度で餌となっています。
ですから、私がハムスターを再び飼育しようとすると、どうしてもトイレに立てこもらざるをえず、同盟軍であったはずの娘達も当てにならず、むしろ猫側陣営[USER0434]♀と連邦を形成しかねない情勢下にあります。