動物性タンパク質
ハムスターは雑食動物なので、動物性タンパク質は必要ですが、草食性が高くペレットに動物性タンパク質が含まれているため、本能的要求や微量栄養素を満たすことが主な目的になるので、ミルワームなどの生き餌を与えることが最も理想的です。
昆虫の体内で消化中の食物や、微生物を食べることにも意味があります。
ハムスターにも与えられるとされている、動物性タンパク質を含んだ商品はいろいろありますが、脱脂分乳と酸化防止剤で作られたチーズや、酸化したにぼし、乾燥防止にグリセリンを含んだジャーキーなど、本来なら腐りやすい物を腐りにくく加工しているため、ペレットに含まれている原料に関しても、簡単に与えられる物ほど危険です。
マルカン 虫グルメ ミルワーム 40g
土産物っぽい缶詰なので、冷蔵庫を開けた家族に怒られないようにしましょう。
缶詰にされたミルワームで、常温で数年保管できるため、育児中や生きたミルワームを切らせてしまった場合にも便利です。
生きたミルワームを与えたい方はミルワームの飼い方を見てください。
高温のスチームで生き締めし、殺菌されているので生きたまま与えるより清潔ですが、保存料や抗菌剤を使用していないので、開封後すると腐り始めるため、冷蔵庫で保存しても1週間くらいで捨ててしまいましょう。
パッケージの写真の様な状態ではなく、色は黒く変色し、フニャフニャで身が詰まった感じではありません。
熟成しているのか、ツナ缶や焼き豚みたいな香りがします。
生きたミルワームだと初見で食いつくのですが、ミルワームとして認識してもらえず、すぐに食べてくれません。
初めて与えると、香りを嗅いでとりあえず味見をしている感じで、半分くらいのハムスターが残念そうな顔をして去って行きます。
全く食べないわけではなく、餌入れに入れっぱなしにするとミルワームの内蔵などの美味しいところを、栄養補給のため食べている感じす。乾燥ミルワームよりは美味しいようです。
生きエサではないので、本能的な要求は満たせないですが、動物性タンパク質は美味しいようでペレットよりは食べるので、どれだけ食べさせて、どれだけ捨てるのか悩むところです。
生きたミルワームだと取り合いになってケンカになりますが、缶詰のミルワームは急いで食べないため、タンパク質と清潔さが必要な育児中など集団飼育している時には最適かもしれません。
ケガをすることがあるので、缶のまま与えず、餌入れに移して与えましょう。
肉食性の強いロボロフスキー4匹が食べた後です。
捨てるのがもったいないので、ケージに残ったミルワームを入れていると、ほぼ無くなっていました。
ロボロフスキーを5匹以上飼っていると、1週間少しでなんとか消費できる量ですが、確実に食べ過ぎですね。
40g入りで2缶入り物もあり、少し割安です。
付属のピンセットは短く硬く使いづらいため、自分で用意しましょう。
粗タンパク質:17.5%以上。粗脂肪:5.8%以上。粗繊維:4.4%以下。粗灰分:2.2%以下。水分:71.8%以下。エネルギー:157kcal。
NPF ミルワーム缶詰 35g
35g入りと、マルカン 虫グルメ ミルワームより5g少ないです。
生き物を捨ててしまうことが嫌な飼い主には、こっちをお勧め。
粗たん白質:17%以上。粗脂肪:5%以上。粗繊維:1%以下。粗灰分:3%以下。水分:70%以下。
NPF 乾燥ミルワーム 70g
フリーズドライしたミルワームです。
体内に住んでいる微生物が死んでいたり、自分で育てたミルワームと栄養価が違うので、生きた状態に比べて嗜好性低いですが、ハムスターには合った動物性タンパク質です。
飼い主としては、にぼしなどのペット用も動物性のエサに比べて安全で、保存しやすいといったメリットもあります。
粉末にしやすいので、ペレット団子に混ぜるなど介護食の素材として利用できます。
生き餌は急いで食べる必要があるので、無駄に食べたりすることもありますが、生き餌と比べて、思ったより食べてくれるといった感じで、無駄に食べることも少なくなります。
野生でも死んだ昆虫や、フリーズドライに近くなった昆虫も食べていますが、乾燥させた昆虫では水分が少なすぎるので、水分は必ず補給できるようにしましょう。
西種商店 手造りあわたま
着色した質の悪い粟玉もあるので注意しましょう。
西種商店さんが2021年8月で廃業してしまい、現在は入手できない商品ですが、参考にしてほしいエサとして掲載しています。
ミルワームなど、生き餌に抵抗がある人に便利な商品です。
粟玉(あわたま)とは、剥いた粟に卵の黄身などを一緒に煎ったエサで、人間にたとえると質素なオムライスみたいな食べ物です。
本来、幼鳥を馴らすための「挿し餌(さしえ)」や、産卵前の栄養補給に使うエサで、穀物(炭水化物と食物繊維が多い)と動物性タンパク質などを一緒に摂らせることもできるため、ハムスターには動物性タンパク質の補給や、おやつなどに適しています。ハチミツやビタミンなどが添加されていますが、主食にするエサではないので、気にするほどでもありません。
また、数値合わせをしただけの添加物まみれのエサではなく、身の回りにある食べ物をうまく利用した、日本人らしく、日本に古くからある伝統のあるペットフードなので、飼い主としても安心です。
ハムスターにとっては、ヒマワリの種やミルワームのように嗜好性の高い物ではなく、そのままエサ入れに入れていると、優先的に食べているといった感じです。
しっかり飼えていると問題にはならないと思いますが、腐りやすいため、ほお袋に溜めっぱなしにしたり、寝床でオシッコをしてしまうような場合には、注意が必要です。
1匹しか飼っていないと確実に余りますが、必要な分だけ袋から取り出し、最長でも2ヶ月経ったら捨てるようにしましょう。
種類ごと適合 | ゴールデン | ★★★★☆ | ジャンガリアン | ★★★★☆ | チャイニーズ | ★★★★☆ | ロボロフスキー | ★★★★☆ |
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成長時期 | ベビー | ★★☆☆☆ | ヤング | ★★★★☆ | アダルト | ★★★★☆ | シニア | ☆☆☆☆☆ |
季節 | 春 | ★★☆☆☆ | 夏 | ★★★☆☆ | 秋 | ★★☆☆☆ | 冬 | ★★☆☆☆ |
初心者 | ★★★★★ |
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